ヘルシンキ-タリン-モスクワの旅で出会った野鳥たち ― 2012/02/29 21:15
今回の旅は、フィンランドのヘルシンキに到着後、エストニアのタリンにフェリーで日帰り旅行に出かけ、再びヘルシンキで観光、その後、ロシアの首都モスクワへ飛び、モスクワの北東に位置する「黄金の環」の都市ウラジーミルとスーズダリとセルギエフ・パサートを訪ね、モスクワから帰国する11日間の行程だった。
野鳥の旅ではないので、たまたま観光の途中で目に付いた鳥たちにレンズを向けたのが以下に紹介する留鳥たちである。現地ではもっともありふれた鳥たちだが、日本では見かけないか、まれに迷鳥として飛来する鳥たちも含まれる。
ハイイロガラスCorvus cornix=9月26日、エストニア・タリンで
野鳥の旅ではないので、たまたま観光の途中で目に付いた鳥たちにレンズを向けたのが以下に紹介する留鳥たちである。現地ではもっともありふれた鳥たちだが、日本では見かけないか、まれに迷鳥として飛来する鳥たちも含まれる。
ハイイロガラスCorvus cornix=9月26日、エストニア・タリンで
ユリカモメ=9月26日、エストニア・タリンで
マガモ=9月26日、エストニア・タリンで
渡り鳥ではなく留鳥化しているケースもある。
アオガラSyanistes caeruleus=9月26日、エストニア・タリンで
葉の付け根=葉柄付近にできた芽を食べている。背中はシジュウカラに似ているが腹側は全面黄色。
ノハラツグミTurdus pilaris=9月27日、フィンランド・ヘルシンキで
日本では何十年に一度見られる珍鳥である。この鳥が京都府宇治市に現れたときは全国から鳥好きが集まって大騒ぎだった。灰色の頭部が特徴。
ウスセグロカモメLarus argentatus=9月27日、フィンランド・ヘルシンキで
バルト海周辺ではもっとも普通に見られるカモメ科の鳥である。日本(特に関西)で最も普通種であるセグロカモメより背中の灰色がずっと薄い。
カササギPica pica=フィンランド・ヘルシンキ沖のスオメンリンナ島で
カモメ=9月27日、フィンランド・スオメンリンナ島で
幼鳥である
カワウとウスセグロカモメ=9月27日、フィンランド・スオメンリンナ島で
ウスセグロカモメを撮っていたら、たまたまカワウが通過してツー・ショットになった。
ウスセグロカモメLarus argentatus=9月27日、フィンランド・スオメンリンナ島で
飛翔写真なので翼先の黒班が裏表ともよく判る。
ハイイロガラスCorvus cornix=9月27日、フィンランド・スオメンリンナ島で
イエスズメPasser domesticus=9月27日、フィンランド・ヘルシンキで
ここ、石畳の広場で開かれていた屋台マーケットが閉店した午後、食べ物が堕ちているらしく、イエスズメが多数集まって、石の隙間をつついていた。
ニシコクマルガラスCorvus monedula=9月30日、ロシア・スーズダリで
フィンランド、ロシア、東欧のニシコクマルガラスは首に白い班があり、亜種soemmerringiiです。
一方、西欧、南欧のニシコクマルガラスは首に白斑は無く亜種spermologusとされます。
シジュウカラParus major=9月30日、ロシア・スーズダリで
日本のシジュウカラと同亜種とされているが、日本のシジュウカラは腹部が白いが、欧州のシジュウカラは腹部が黄色い。
ホシムクドリSturnus vulgaris=10月3日、ロシア・モスクワで
英語ではStarling。西欧でムクドリと言えばホシムクドリを指す。写真の固体は成鳥冬羽である。夏羽は全身がもっと黒く星班が目立たない。
この旅で撮影した野鳥は15種であった。
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