高遠の紅葉は見事でした2015/11/20 00:54

 長野県伊那市の高遠城址公園に紅葉を見に行ってきました。桜の名所として知られる高遠城址公園ですが紅葉も見事なものでした。
 あいにく、雨に見舞われ傘をさしての見物になりました。逆に写真では、カエデの葉が雨で濡れたため、黄色から赤色への変化を調子が飛ぶことなくしっとりと表現できたと思います。
高遠城址公園の紅葉

高遠城址公園の紅葉

高遠城址公園の紅葉

高遠城址公園の紅葉

高遠城址公園の紅葉

高遠城址公園の紅葉

 写真はノートリミングで、解像度は横1280ピクセルに処理しています。

 よろしければパソコン画面の壁紙に使ってください。

裏庭のバラが一気に開花2015/04/29 17:29

 裏庭でバラが一夜にして一気に開花した。今日の気温は23°C。
60年前、祖父がこっそり裏庭の片隅に苗木を植えてくれたバラ。
毎年、このバラが咲くと、まじめで手先が器用で、他方、商いが上手くいかなかったやさしい祖父の姿が蘇えって目頭が熱くなる。
気温上昇で裏庭のバラが一夜にして一気に開花した

クリスマスを前に開花した裏庭のスイセン2014/12/30 12:34

 クリスマスイブ・12月24日、裏庭の片隅にスイセンが小さいが白と黄色の特徴的な花を2輪開いているのに気が付いた。毎日、裏庭を見て回るわけでは無いので、いつから咲いていたのかはっきりしない。スイセン、種名ニホンズイセンが12月に開花するのは当たり前のことなのかよく知らないが、記憶では1月、2月の花だった気がする。
クリスマスを前に開花した裏庭のスイセン
    12月30日現在も、まだ2輪の寂しさだが、つぼみがちらほら見えている。
クリスマスを前に開花した裏庭のスイセン

 スイセンについてネット検索すると、ニラと間違って毎年、全国で食中毒が出ているそうだ。わが家の裏庭にはニラとスイセンが混在して気ままに生えているが、ニラとスイセンを間違ったことは無い。同時に見ればその違いは明らか。大雑把な外見は似ているが、葉を触れば簡単に区別できる。スイセンの葉は堅くはないがかなり肉厚であり、一方、ニラの葉は薄くて柔らかい。一口咬んで舌で汁をなめるか臭いを嗅げば、違いは明らかだろう。厚生労働省のHPで調べると、スイセン摂取による致死量は10gだそうだ。くれぐれも御注意を。


9月も中旬、ニラの花が裏庭で満開状態2014/09/16 18:52

9月に入って咲き始めたニラの花が中旬になって満開に近い。10年ほど前、ハーブのつもりで買ってきた苗が、成長すると独特の臭いからニラであることが分った。放置しておくと種がこぼれてどんどん生育場所を拡大した。
ニラの花が満開

花の直径は12~13mmと小さいが、花茎の先端に20個ほどの花を密集してつける。花弁が6枚に見えるがその内3枚は苞が変化したもの。雄しべは6本、子房は3室に分かれている。
満開のニラの花。多数の小さい白花を花序につける。

9月になると地面から花茎を伸ばし先端に白い小花を多数つけるが、先端部の形状を散形花序と呼ぶ。
満開のニラの花。種がこぼれて勝手に繁殖範囲を広げている。

小さなニラの花にはヤマトシジミのような小さな蝶がお似合いだ。
小さなニラの花には小さなヤマトシジミが吸蜜に訪れる。

ニラは時々刈り取って炒め物にして食している。

9月、裏庭でタマスダレの花が咲き誇る2014/09/14 22:22

 50年以上前に裏庭の片隅に植えたタマスダレの花が分布域を勝手に広げ咲き誇っている。8月下旬から咲き始め9月初旬から開花の最盛期を迎えている。
9月に入って裏庭ではタマスダレが咲き誇る

9月に入って裏庭ではタマスダレの花が咲き誇っている

9月に入って裏庭ではタマスダレの花が最盛期

中南米の原産でヒガンバナ科タマスダレ属の植物。明治時代初めに観賞用植物として日本に入ってきた。園芸植物として鉢植えや庭に直植えされる。繁殖力が強く地中の鱗茎が分離して、また種子でも増えていく。

フヨウ(芙蓉)とムクゲ(木槿)の花が真っ盛り2014/07/28 21:49

 7月も終わりに近付き、アジサイ(紫陽花)の花もほとんどが茶色く変色して枯れている。庭で花を咲かせているのはフヨウ(芙蓉)だけだ。  隣家にはムクゲ(木槿)が咲いている。
フヨウとムクゲは花の色や形が一見似ているので混同しやすい。本当は違いが多いのだが。その違いを私の見聞から述べる。
 樹形の違い。フヨウは木性で年数を経て大木になる。ムクゲは根元から枝分かれしていて大きくなっても4mぐらい。(ウィキペディアによるとムクゲも放置すると10mにも成るが、庭木は剪定されるので最大3-4mの潅木だと誤解されるとのこと。)
フヨウの大木

 フヨウの葉は大人の手の平を広げたようなサイズで5本指だが、ムクゲの葉はかなり小さくカエデのように3本指。
フヨウの幼木

 花はフヨウの雌しべが先が5分裂していてL字型に曲がって天を向いている。
フヨウの花

 次の写真はムクゲである。雌しべの形や葉の形の違いに注目。ムクゲは雌しべの先端は分かれていないし曲がってもいない。
ムクゲ

 フヨウは早朝に開花して午後4時ごろには閉じてその後、落花する。ムクゲは午後7時の日没をすぎても花が開いたままだ。
大畠文瑛の掛軸「涼味」、描かれた芙蓉の花

 この掛軸は日本画家・大畠文瑛の「涼味」と題した作品です。掛軸に描かれているのは全体の樹形から考えると明らかにフヨウ(芙蓉)です。但し、雌しべの形や葉っぱの形を見るとフヨウとムクゲの区別が明瞭に意識されていないようです。

香雪美術館の枝垂れ桃2014/04/09 00:31

 神戸市・御影の香雪美術館の庭で春の花木が咲き誇っている。門を入った右手で枝垂れ桃が2本満開。1本は紅白の花をつける「源平」。もう1本が白一色の「残雪」。この「残雪」は美術館の瓦葺き塀を越えて庭外に枝を伸ばす。
瓦葺塀を越えて庭外へ枝を伸ばす枝垂れ桃「残雪」の風情

 1本の木に紅白の花をつける枝垂れ桃「源平」は殊の外あでやか。
紅白花の枝垂れ桃「源平」も満開

 見事な枝垂れ桜も満開状態だ。3月初めに訪れたときは、花の時期ではなく、枝垂れ桃や桜はか細い枝を垂らして余りにも寂しげであったが、今日は白色や桃色も艶やかに全身を着飾って自信に満ちて春の陽光に輝いていた。
香雪美術館の枝垂れ桜

 香雪美術館では折りしも森田りえ子画伯の「花らんまん展」が開催中だ。5月11日まで。

裏庭の陽だまりでスイセンが一輪咲き始めた2014/01/17 23:14

 毎日、厳しい冷え込みが続いているが早くも水仙(スイセン)が咲き始めた。3日前に開き始めたのは確認している。早咲き品種なのであろう。裏庭の片隅だけは日当たりが良いので開花に影響しているのかもしれない。
裏庭で水仙(スイセン)が咲き始めた

 ホトケノザも先端にピンク色が二つ見られるようになった。蕾が膨らんでいるのだろう。庭を良く見ると寒さの中にも春の芽生えが随所に見られる。なお春の七草の一つ「ホトケノザ」は黄色の花を咲かせるオニタビラコだとものの本に書いてある。オニタビラコも庭にあるがまだロゼット状で地面にへばりついている。
まだ小さく地面に貼り付いたホトケノザ

美術館のイチョウが黄色く色づき青空に映えていた2013/12/01 00:04

 大阪市立美術館を取り巻くように植えられた年月を経たイチョウの木々。今、イチョウの葉は鮮やかな黄色に変身した。青空を背景にするとその黄色が殊の外輝きを増す。
青空を背景にイチョウの黄葉が映える=大阪市立美術館
 今年は暑さが10月初めまで続き、11月には、初雪が舞うほど寒さが早く訪れ、一体全体、秋は無くなったのか!と思わずうめいていたが、やっとここ数日は秋晴れらしい好天が続いている。この貴重な日々を大事に過ごしたいと思っている。

陽が傾く時刻、平城京跡をカメラ片手に散歩しました2013/05/09 17:49

 「辰巳 寛 日本画展」を見た後、すぐ近くの平城京跡をカメラ片手に散歩しました。時刻は5時すぎ、太陽が西に傾いています。平城京跡にはシロツメグサやタンポポが多いのですが、タンポポは全て綿帽子状態です。この綿帽子は種子の集合体で種子1個ごとに冠毛をもち風が吹けば飛んで行きます。折からの夕陽を浴びて白髪頭を光らしていました。
平城京跡でタンポポの綿毛が夕陽に光っていました

 西南を見れば太陽がまぶしいのですが、北の空は真っ青です。雲一つ無い青空です。復元された大極殿と青空だけをカメラのフレームで切り取れば、古(いにしえ)の都の幻影に誘い込まれていきます。
平城京跡に復元された大極殿の上には青空が広がっていました

 今回、二度目の散策です。一度目は奈良博が開かれる前でしたから何も無い野原が広がっているだけでした。これが平城京跡かと驚いたものです。