ロシアの細密画小箱ミニアチューラの解説・作品集「ルスカヤ・ラコーヴァヤ・ミニアチューラ」を入手 ― 2013/08/08 10:50
ロシアの工芸品で一番知られているのは、マトリョーシカだろう。入れ子細工の素朴な木の人形で販売価格も比較的安い。ホフロマ塗りと呼ばれる金色と赤色に塗られた木製食器も有名。グジェーリと呼ばれる青い釉で描いた陶磁器も有名。何れも比較的安価。
一方、ミニアチューラは余り知名度は高くないようだ。その理由は高価で作られる数も少ないから、観光客のお土産にはなりにくいことだろう。しかし最も手が掛かっていて美しさもロシアの工芸品の中では一番だと思う。
そのミニアチューラの解説本兼作品アルバムともいうべき豪華本を見つけて最近購入した。
「Русская лаковая миниатюра(ルースカヤ・ラコーヴァヤ・ミニアチューラ」という本である。直訳すれば、ロシアの漆塗り(ラッカー塗り)細密画ということになる。解説文もあるが、大部分はパレフ、ムスチョウーラ、フェドスキノ、ホールイの4産地別にまとめたカラー作品アルバムである。ロシア語がすらすら読めなくても文字が少なく、ほとんどが写真なので、見て、写真から読み取ることができる本である。
一方、ミニアチューラは余り知名度は高くないようだ。その理由は高価で作られる数も少ないから、観光客のお土産にはなりにくいことだろう。しかし最も手が掛かっていて美しさもロシアの工芸品の中では一番だと思う。
そのミニアチューラの解説本兼作品アルバムともいうべき豪華本を見つけて最近購入した。
「Русская лаковая миниатюра(ルースカヤ・ラコーヴァヤ・ミニアチューラ」という本である。直訳すれば、ロシアの漆塗り(ラッカー塗り)細密画ということになる。解説文もあるが、大部分はパレフ、ムスチョウーラ、フェドスキノ、ホールイの4産地別にまとめたカラー作品アルバムである。ロシア語がすらすら読めなくても文字が少なく、ほとんどが写真なので、見て、写真から読み取ることができる本である。
本の中はフェドスキノ、パーレフ、ムスチョーラ、ホールイの4産地に分けて初期作品から最新作品までが美しいカラー写真で並ぶ。説明文は少なく、制作年、作者、作品名だけが書き添えられている。
ミニアチュールについて書かれた本は珍しく、各産地ごとの年代別変遷も写真を眺めながらわかるので貴重な一冊である。
コメント
_ photo ― 2014/07/30 22:05
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://phototech.asablo.jp/blog/2013/08/08/6940172/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
左側のメニュー一覧からラッカーミニアチュールを選んで読み始めて下さい。概観を理解した上でフェドスキノ、パレフ、ホールイ、ムスチョーラの産地名ごとの解説を読まれると良いと思います。疑問が解決することを願っています。