最接近した火星をデジスコで撮ってみた2018/08/01 17:22

 火星が地球に最も近づいたとニュースで知り、7月30日夜、手持ちの機材で火星の撮影に挑戦した。超望遠撮影ができるコンパクトデジカメNikon P900(f=357mm、35mm判の2000mm相当)を三脚に乗せて持ち出したが、AFが微小すぎる被写体に正常に働かない。
 次にデジスコ(フィールドスコープ=地上望遠鏡の接眼部にコンパクトデジカメを当てて超拡大写真を撮るシステム)を持ち出した。私のデジスコはNikonの口径82mmのスコープにNikonのコンパクトミラーレス機1V1=10mm~30mmズーム付を組み合わせたもので撮影画像は35mmフィルムカメラの2430mm相当になる。
 デジスコシステムはAFもスムーズに働く。露出もマニュアルで1/60、F6.3、ISO100と切り詰める。1V1は無振動撮影ができるので、ブレも無い。しかし2430mm相当では力不足。火星は最接近とは言え、天体望遠鏡が必要な撮影対象だった。
最接近した火星をデジスコ撮影。3872×2430画像から450×300等倍切出し。
 撮影画像は3872×2592pixだが、中心部を等倍で450×300pix切出した。火星は直径35pixelの大きさに写っている。ただ赤い天体ということはわかるが火星表面の模様はまったく判別できない。
 台風一過で雲一つない澄み切った絶好の気象条件だったが機材の限界を知った。

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