原発推進の旗振り役たち、国会で陳謝2011/04/07 12:29

 asahi.comによると 「原発問題を国会で追及してきた吉井英勝衆院議員(共産)が質問。原子力安全・保安院の寺坂信昭院長は昨年5月の同委で、電源喪失は「あり得ないだろうというぐらいまでの安全設計はしている」と発言していたが、この日は「当時の認識について甘さがあったことは深く反省をしている」と述べた。」

 寺坂信昭院長(57)は東大経済学部卒業後、94年に通産省資源エネルギー庁課長就任後、経済産業省へ改編後もエネルギー畑で役所の階段を上り、09年7月から原子力安全・保安院院長。

 さらにasahi.comの続きを読むと 「法廷証言などで電源喪失の可能性を否定してきた班目春樹・原子力安全委員長は「事故を深く反省し、二度とこのようなことが起こらないようにしたい」と答えた。」

 班目春樹委員長(63)は東大工学部卒業後、大学院を経て、72年に東芝に入社したが、75年に東大工学部に戻り、90年東大工学部原子力工学研究施設教授、10年4月から内閣府原子力安全委員会委員長。

 asahi.comの続きは 「同様の見解を示してきた前原子力安全委員長(現・日本原子力研究開発機構理事長)の鈴木篤之氏も「国民の皆様に大変申し訳ないと思っている。痛恨の極み」。電源喪失の事態に備えてこなかったことは「正しくなかった」とした。」

 鈴木篤之日本原子力研究開発機構理事長(68)は東大工学部卒業後、大学院に進み86年東大工学部教授、02年から内閣府原子力安全委員会委員、07年から内閣府原子力安全委員会委員長を務めた。


 原発は絶対安全と言い続けた原発推進の旗振り役だった人たちが安全性を担保する機関のトップに就いている。原発の安全性と危険性について国民の立場にたって科学的に公正・公平に意見を述べてくれる専門家が少なくなりました。

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