クラウド・コンピューティングに疑問と不安2011/03/01 13:34

 2月27日、グーグル社のGメールサービスに障害が発生、一部のメールが消失したそうだ。

 ソフトウェアやデータをグーグル社のサーバーにゆだねることで、どこに移動してもネット接続環境があれば自分のデータを呼び出して利用できるサービスだ。

 クラウド・コンピューティングを推し進めて、データを全て外部サーバーに任せるとローカルサーバー管理の無駄を省けコスト削減とデータ保存の安全を確保できると宣伝されているが、果たしてそうだろうか。

 データの安全保管の目的すら果たせないことが証明された。 ローカルコンピューターにデータを置けば、コンピューター内のバスを通じたデータアクセスなので超高速アクセスができ、ネットワーク資源になんら影響を与えないが、クラウドではデータを参照、加工、保存の繰り返しの中でどれだけネットワークをデータが行き来することか。ネットワーク資源の途方も無い無駄が発生する。

 個人や企業が米国内のサーバーにデータを置けば、米国政府がいつでもキーワード検索を掛けIPアドレスを特定する、あるいは特定のIPアドレス間を行き来するデータをすべて解読するといった状況に身をゆだねることになる。

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