鹿島灘を飛ぶコアホウドリ2013/05/20 22:22

 船は鹿島灘を行きます。
 茨城県鉾田市沖40キロの海上です。
 貨物船の姿をよく見かけます。
 コアホウドリがグライダーのように早朝の空を滑空しています。
鹿島灘を飛ぶコアホウドリ
 コアホウドリは北緯28度~55度の北太平洋を生息地域にしていて繁殖時期を除いて一生を大海原で過ごします。羽を伸ばすと2メートルにもなりますが、この大きな海洋で仲間と出会う機会はほとんどないでしょう。日本のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類に分類されているほどです。常に群れているのが常態の人間なら孤独に耐え切れず死んでしまいそうです。
 コアホウドリとほぼ同じ北太平洋を生息地域にしているアホウドリ科の鳥は、アホウドリ(Diomedea albatrus)、コアホウドリ(Diomedea immutabilis)、クロアシアホウドリ(Diomedea nigripes)の3種です。

「陽春」きらめく京の鴨川岸2013/03/21 22:00

 京阪電車の七条駅で降りて京都国立博物館や京都女子大がある東山区を歩きました。駅から地上に出ると鴨川左岸です。七条大橋のたもとではヤナギが芽吹いてもう若葉が出揃っています。ヤナギの枝がそよ風を受けて気持ちよさそうにたなびいています。
若葉を広げたヤナギの枝が春風にゆれる

 すぐ隣では、ユキヤナギが白い小粒の花をたわわにつけています。ウィキペディアを調べると、「鴨川岸のユキヤナギ」の写真が使われています。ここはユキヤナギの名所でしょうか。
鴨川岸のユキヤナギも満開

 またその隣ではソメイヨシノが早くも咲き誇っています。今年は暖かい上に、鴨川左岸は一日中日当たりがよく咲き始めが早いようです。
鴨川岸のソメイヨシノが早くも咲き誇っています

 まさに「陽春」ここに極まれり、といったところです。
大阪から片道1時間で鴨川べりに立つことができます。京都はいまが最高の時かも知れません。帰りは京阪電車の京橋駅で下車しJRの京橋駅から環状線で帰宅しました。

わが庭にツバメが飛来、5年ぶりの出来事2011/05/13 23:15

 我が家の庭をツバメが飛びまわっているのがガラス越しに見える---日本野鳥の会会員としては慌てて庭に飛び出す。

 庭から上空を見ると、遥かに多くのツバメが地上50mから10mぐらいの間で広い範囲を飛びまわっている。採餌のための飛翔だ。数をカウントした。最低8羽から十数羽の間。我が家からツバメを見るのは5年ぶりの出来事

 ツバメが営巣できる環境が都会になくなったのか、ツバメの飛ぶ姿もまったく見なくなった。5年前の7月に巣立ち雛が電線に止まって親から餌をもらっているのを見て以来だ。

咲き誇る庭の花(園芸品種)その1 バラ2011/05/08 23:18

 植物たちが伸び盛りの季節を向かえ、庭の雑草たちも抜いても抜いても生えてくる。雑草たちにも花を咲かせてやりたいという優しさで対応した年もあったのだが、その生命力を謳歌させてやると、夏場にヤブ蚊が大発生してひどい目にあった。今は一部を残して雑草はどんどん抜くことにしている。

 庭の園芸植物たちも、今が一番の花時を迎えている。春を謳歌する花たちをカメラに収めてみた。まずはバラ

 バラは品種が多岐多様無数にあり、品種名は不明だが、毎年、春に見事な大輪の薔薇色の花を咲かせてくれる。祖父が50年以上前、裏庭の片隅に植えてくれた私には思い出の詰まった大事なバラである。
庭の花 大輪のバラが満開
 切花として花瓶に生けたバラを眺めていて、がく片が5弁なのが目に入って、更に脳を刺激した。なぜ多くの植物はがくが5片に分かれているのか? 4や6や、その他の数に分かれていても良いではないか。5である必然性があるのか? 生物学では解決済みの問題なのだろうか。

庭の花 イヌバラ(ドッグロース)の巨木
 ハーブの栽培に夢中になっていた頃、長野県の安曇野のハーブ園を訪ねて、ドッグローズと書かれたつる性のバラの苗木を買って帰った。ドッグローズはイヌバラとも言われる原始的なバラで、落花した後、種が残って秋の終わりに赤く熟してくる。これをローズヒップと呼んでハーブとしてバラ茶やバラジャムとして利用する。普通のバラではローズピップの中に無数の毛が生えていて取り除くのが困難なのだ。ドッグローズはローズヒップ内部に毛が生えていないのでハーブとして利用できるという知識があったから苗を買って帰ったのだ。
 日当たりの良い裏庭の片隅を50センチも掘り下げ土を入れ替えドッグローズを植えた。環境が適していたのか、ぐんぐん伸びて今では10mを越える巨木になってしまった。大量にローズヒップが取れるが、内部には無数の毛があり、ハーブとしての利用は困難なのだ。何のために10年かけて育てたのか。花は小さく原始的な姿をしている。

天王寺公園でバードウォッチング2011/04/03 23:44

 4月1日、お昼ごろ、天王寺公園で2時間ほど、バードウォッチングをしました。天王寺公園は東京では上野公園を少し小規模にしたような場所です。上野動物園に対して天王寺動物園が同じエリアにあります。大衆演劇や庶民の娯楽では浅草に似た新世界が隣接しています。上野によく似ています。
 そんな場所なんで、だれも鳥見などする場所ではないのですが、あえて何種類いるかなあと歩いて見ました。予想通り少ないです。

 カワウ、コサギ、アオサギ、カルガモ、キンクロハジロ、キジバト、ドバト、コゲラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラスの18種でした。
 タカspが高い高い上空で暫く円を描き、やがて去って行きました。

 上野公園の不忍池でカモ類を観察したことがありますが、うらやましいほどの種類が見られますね。天王寺公園では留鳥のカルガモ以外を見ることはほとんどありません。

今日、庭で見た野鳥と植物2011/03/29 18:22

 今日、3月29日午後6時、薄暗くなった裏庭に出ると、ジョウビタキ♂が驚いて飛び上がり葉の落ちたムクゲの木に止まりました。ジョウビタキは地面近くにいたんですね。冬の間、ジョウビタキは♂、♀とも何度も庭で見かけています。もう3月も終わりですが、まだ大阪の都心部にいました。

 裏庭にはホトケノザが、表の庭にはオドリコソウがそれぞれ咲き始めています。25日には、咲いているのを見て、春の到来を感じたものです。ホトケノザもオドリコソウもシソ科植物で近縁種です。

ロシアにおけるシロハヤブサの密猟2008/11/06 01:38

 絶滅危惧種シロハヤブサの密猟に関するWeb上の記事の紹介

http://www.lenta.ru/news/2008/10/24/magadan/

24.10.2008, 14:03:55 Версия для печати | PDA/КПК

Занесенных в Красную книгу птиц пытались вывезти под видом рыбы
魚に偽装して運び出されかけたレッドデータブック記載の野鳥
В аэропорту Магадана задержан мужчина, который пытался вывезти из региона двух соколов-кречетов, занесенных в Красную книгу.
レッドブックに登録されたシロハヤブサ2羽を地区から持ち出そうとした男がマガダン空港で拘束された。
Как говорится в сообщении пресс-службы МВД РФ, редкие птицы были связаны и уложены в фанерный ящик.
ロシア内務省の広報レポートで語られているところでは、稀少な鳥は縛られてベニヤの箱に収められていた。
Задержанный, ехавший из поселка Эвенск Магаданской области, заявил, что не знал о содержимом ящика.
マガダン州の町エヴェンスクからやって来た被拘留者は、箱の中身に付いては知らなかったと申し立てた。(訳注:エヴェンスクは北緯61度54分東経159度13分にある海辺のニュータウン)
По словам мужчины, его попросили передать знакомым икру и рыбу.
男の言うところでは、彼は知人にイクラと魚を渡すように頼まれたのだと。
В отделе по государственному контролю и охотничьему надзору объяснили, что соколы-кречеты зимуют в Магаданской области и на Чукотке.
国家管理および狩猟監督の部署では、シロハヤブサはマガダン州とチュクチ半島で越冬すると説明した。(訳注:チュクチ半島は北緯66度西経174度にあり、アラスカと対峙する)
Браконьеры ловят их, чтобы продать любителям соколиной охоты.
密猟者たちがタカを捕るのは、鷹狩愛好者に売るためだ。
В частности, эти птицы высоко ценятся в Арабских Эмиратах.
とりわけ、シロハヤブサはアラブの王族国家で高く評価されている。
Обнаруженные в багаже птицы были осмотрены специалистами, а затем окольцованы и выпущены на свободу.
手荷物の中で見つかった野鳥は専門家によって検査された後、調査用の脚輪を付けて解放された。

Сайты по теме
- МВД РФ

ヒヨドリが庭に戻ってきた2007/08/18 13:20

 一昨日の16日から庭でヒヨドリの「キーィ」とか「ヒーィ」といった悲鳴に近い鳴き声が聞こえ出した。昨日も、今日もまた聞こえてくる。夏の間、スズメとハシブトガラス、ハシボソガラスぐらいしか見なかった都心にヒヨドリが戻ってきた。暑い暑いといっていてもお盆が過ぎると、季節の変わり目は始まっている。
 ヒヨドリは少数は都会の公園などに夏も居るようだが、多くは夏場、山地に移動するようだ。

 熱中症になりそうな猛暑の8月6日、大きな都市公園を歩き回って観察できた野鳥は、大量のムクドリとスズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、少数のヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、キジバト、アオサギ、カワウ、コサギ、ゴイサギ、カルガモと一羽のカワセミがすべてであった。

 因みに、同じ公園で2月25日に観察できた野鳥は、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ、キジバト、アオサギ、カワウ、カルガモ、マガモ、バン、オオバン、カイツブリ、カワセミ、ツグミ、カワラヒワ、アオジ。夏の公園は野鳥を見るには、向いていないと思う。

庭で見た小動物2007/02/24 15:39

オコジョ?イイズナ?の足跡
 今日、午後3時半、庭に面した縁側からガラス越しに外を見ていたら、目の前1mのところに、左横から小動物が突然現れた。胴の長さ20センチぐらい。「イタチ」だととっさに思ったが、手元の図鑑を調べると、イタチは頭胴長30~37センチに尾長が12~16センチもある。とてもそんなに大きくなかった。それ以下の小動物ではオコジョとイイズナがいる。オコジョは頭胴長16~20センチで尾長6センチ、イイズナは頭胴長16センチ尾長2~3センチ。サイズからはオコジョかイイズナぐらいである。リスとは体型が異なる。
 オコジョは北アルプス山頂で見たことがある。大都会の中心部に住んでいるものだろうか。
 以前から屋根裏を走る動物の足音を聞いている。ネズミの足音とは異なる。この動物が棲んでいるのではないか。

 せっかく目の前に現れた小動物の写真は撮れなかったので、足跡を探した。ほとんど芝生で覆われているが、母屋と芝生の境界付近で足跡を見つけた(写真参照)。前足2本分と思われる。前足2本の間隔は約5センチ。
足の前部に爪が2本あるのは確認できる(黄色の↑)。3本以上爪があるかどうかは不明。足裏のサイズは2センチ以上で3センチ以下。

 庭には野猫も入り込むので猫の足跡の可能性もある。

まだ蝶が庭にやって来た2006/11/04 12:48

キタテハ
 今日は朝から太陽が輝いて小春日和の陽気。大都市の中心にある我が家の庭では、ヒヨドリが庭を見渡すマキの木の上から2本目の枝に居座ってにらみを聞かせています。1本上の枝が覆いになり上空から見えないので安全性も考えて見晴らしの良い2本目に止まるのでしょう。

 ヒヨドリを眺めていると、蝶が芝生の上を飛んできました。タテハチョウの仲間のようです。もう11月。蝶の季節は終わったと思っていたのですが・・・。

 コンパクトデジタルカメラを持って蝶を写しに庭に出ました。まだ居ました。羽を一杯に広げて太陽の熱を受け取ろうとしています。マクロモードの望遠側にして2コマ写して、更にスーパーマクロで近づこうとしたら飛び去ってしまいました。写真をパソコン画面で展開して、図鑑と比べるとキタテハの秋型でした。

 今日は、モンシロチョウ、アオスジアゲハ、ヤマトシジミも庭を飛んでいました。今日は見ていませんがキチョウも最近までよく見かけました。