咲き誇る庭の花(園芸品種)その1 バラ2011/05/08 23:18

 植物たちが伸び盛りの季節を向かえ、庭の雑草たちも抜いても抜いても生えてくる。雑草たちにも花を咲かせてやりたいという優しさで対応した年もあったのだが、その生命力を謳歌させてやると、夏場にヤブ蚊が大発生してひどい目にあった。今は一部を残して雑草はどんどん抜くことにしている。

 庭の園芸植物たちも、今が一番の花時を迎えている。春を謳歌する花たちをカメラに収めてみた。まずはバラ

 バラは品種が多岐多様無数にあり、品種名は不明だが、毎年、春に見事な大輪の薔薇色の花を咲かせてくれる。祖父が50年以上前、裏庭の片隅に植えてくれた私には思い出の詰まった大事なバラである。
庭の花 大輪のバラが満開
 切花として花瓶に生けたバラを眺めていて、がく片が5弁なのが目に入って、更に脳を刺激した。なぜ多くの植物はがくが5片に分かれているのか? 4や6や、その他の数に分かれていても良いではないか。5である必然性があるのか? 生物学では解決済みの問題なのだろうか。

庭の花 イヌバラ(ドッグロース)の巨木
 ハーブの栽培に夢中になっていた頃、長野県の安曇野のハーブ園を訪ねて、ドッグローズと書かれたつる性のバラの苗木を買って帰った。ドッグローズはイヌバラとも言われる原始的なバラで、落花した後、種が残って秋の終わりに赤く熟してくる。これをローズヒップと呼んでハーブとしてバラ茶やバラジャムとして利用する。普通のバラではローズピップの中に無数の毛が生えていて取り除くのが困難なのだ。ドッグローズはローズヒップ内部に毛が生えていないのでハーブとして利用できるという知識があったから苗を買って帰ったのだ。
 日当たりの良い裏庭の片隅を50センチも掘り下げ土を入れ替えドッグローズを植えた。環境が適していたのか、ぐんぐん伸びて今では10mを越える巨木になってしまった。大量にローズヒップが取れるが、内部には無数の毛があり、ハーブとしての利用は困難なのだ。何のために10年かけて育てたのか。花は小さく原始的な姿をしている。

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