「軍港ヨコスカ」をうろうろ歩き(1)2013/05/10 18:28

 久里浜港(神奈川県横須賀市)から早朝乗船することになり、しかたなく一番近い都市である横須賀市の京急・汐入駅前のホテルで一泊しました。

 敗戦後、横須賀には米軍が駐留するようになり、米国海軍の一大拠点になっていることは知っていましたが、足を踏み入れるのは初めてです。

 宿泊ホテルからは徒歩数分以内に「YOKOSUKA軍港めぐり」の遊覧船乗り場があり、過去には米軍兵士相手の酒場が並んでいたらしい有名な「どぶ板通り」も目の前にあります。

 再び横須賀に来ることはないだろうと思うと、できるだけ見てやろうとその付近をうろつくことにしました。

 予約していたホテルのフロントは皆さん笑顔が素敵でした。ここで「軍港めぐり」の遊覧船乗り場の場所を尋ねると乗船券をフロントでも販売していました。券を買って真っ直ぐ乗り場に行き乗船予約を入れました。「軍港めぐり」は人気で早めに行かないと乗れないこともあるとホテルで聞いていたからです。1時過ぎに2時の便を予約して、近くで昼食を摂れる場所を探しました。

 乗船場所の近くにアメリカンテイスト溢れるレストランがありました。「Station Grill」です。ロースト・プライム・リブ150gを注文しました。米国産の肉を使っていると思い込んでいたのですが、いまホームページを見るとプライムリブは国産高級牛肉のリブロースを使用し数に限りがあるので予約してくださいと書かれています。4週間低温熟成させた肉を低温で4時間あぶり焼きするとのこと。同店の看板メニューです。
ヨコスカ 絶品のプライムリブロース
 いま思い出しても生唾が湧いてくるほど絶品の味でした。しかし頻繁に食べると肥満体に成ること間違いなさそうです。

 2時から小一時間の港内めぐりではガイドさんから軍艦についての詳しい説明が続きました。軍事オタクではないので大半の話は忘れてしまいました。
 自衛艦の大砲の説明で「ここから富士山の五合目へ打ち込むことができます。鉄の玉が適当な所に着弾すると思っているでしょう?砲弾には誘導装置が組み込まれているので正確にピンポイントで当たります」との話には驚きました。横須賀から国会議事堂に砲弾を正確に撃ち込むこともできそうです。クーデターが起こる?「砲弾一発が1億5千万円もするので実弾訓練はできないそうです」
 原子力空母が停泊していました。「6000人が乗船しているので、入港すると横須賀の人口が6000人増えます」

軍港ヨコスカ 米国海軍イージス艦と自衛隊の潜水艦が停泊 軍港ヨコスカ 米国海軍のイージス艦3隻が並んで停泊 軍港ヨコスカ また別の自衛隊の潜水艦2隻 軍港ヨコスカ 米国海軍の原子力空母が停泊していた
 港内に多数の日米のイージス艦や潜水艦や様々の軍艦が停泊していました。その数の多さには驚かされました。これだけ多くの軍艦の乗員が横須賀で暮らしているのでしょうから、ヨコスカは今も昔も海軍の街なんでしょう。