昨日、クロツグミが庭に来たのだが・・・ ― 2015/04/07 23:45
青い小鳥ルリビタキが庭に居ついています ― 2015/03/14 22:02
大都市の中心部にある我が家の庭に3日前から♂のルリビタキが居続けています。3日前、庭で草取りをしていたら、目の前に青い鳥が飛び込んできて、こちらも向こうもびっくり。青い鳥は人間との対面に腰を抜かして飛び去りました。めったに庭に出ないので青い鳥はもっと前から居ついていたのかもしれません。
昨日は朝から撮影の準備を整えました。雨戸を一枚開けて、そこに迷彩ネットを垂らしてすき間から望遠レンズの先端を覗かせるようにセットしました。この迷彩ネットはメッシュ地なので室内からは外が観察できて、逆に外からは中が見えません。
9時半に青い鳥ルリビタキが出現。半世紀に渡って落ち葉が積もって堆肥になったふかふか土壌の苔に覆われた築山。盛んに地面を突いて何かを捕食しています。昆虫やその幼虫をほじくり出しているのでしょう。好天の下、芝生の広場まで進出してやはり地面を突いています。11時ごろ一旦、姿を隠しましたが午後には再び活発に動いています。3時半ごろが青い鳥の活動のピークです。
昨日は好天に恵まれ、ルリビタキ以外にジョウビタキ、シジュウカラも同じく芝生の上に舞い降りました。こちらもカメラに収めました。
今日は深夜から朝になっても雨が続いています。雨のせいか冷え込んでいます。青い鳥は現れません。出現したのはヒヨドリとスズメだけです。昼になると雨が上がり陽も差すようになりました。メジロが2羽現れましたがすぐ飛び去りました。
午後1時ごろ、ルリビタキが戻ってきました。午後3時半、どんどん近付いてきました。5mほどの距離です。アップでその表情まで撮影できたような気がします。
青い鳥の写真をここに掲載します。
青い鳥は、昨日の観察では午後4時ごろには庭から姿を消します。どこか別の場所、例えば大きな公園とかにねぐらがあるのだと思っていました。今日、午後6時前、暗くなったので、カメラとは別の部屋の雨戸を閉めに行きました。ガラス戸に近付くといきなり驚いたようにルリビタキが飛び出しました。ひっよとしたらわが家の窪んだ片隅が寝床だったのかもしれません。驚かしてごめんね。明日も留まっているでしょうか。
ただ、この地に長く留まらないで亜高山帯や北方の繁殖地に向かった方が青い小鳥にとっては良いことかもしれません。
今日は立冬。ジョウビタキが庭に来た ― 2014/11/07 23:50
今日は立冬。冬の始まりである。
連日、好天が続いている。朝は冷えるが、昼間は太陽が出て暖かい。
弁当を買ってきたが、日向ぼっこしながら庭のベンチで食べるのも悪くない。
やぶ蚊が多く、庭で弁当など考えたこともなかったが、もう立冬だ。蚊も居ないだろう。
裏庭のベンチに座って紫色の花で満開のホトトギスを眺めながら弁当を開く。半分食べたところで箸を落とした。
連日、好天が続いている。朝は冷えるが、昼間は太陽が出て暖かい。
弁当を買ってきたが、日向ぼっこしながら庭のベンチで食べるのも悪くない。
やぶ蚊が多く、庭で弁当など考えたこともなかったが、もう立冬だ。蚊も居ないだろう。
裏庭のベンチに座って紫色の花で満開のホトトギスを眺めながら弁当を開く。半分食べたところで箸を落とした。
家に戻り箸を交換して、今度は表庭の木陰に置かれた陶器の椅子に座って続きを食べる。
野鳥が庭のどこかで囀っている。塀の上の鉄柵に止った。翼に白い斑点が目立つ。ジョウビタキだ。弁当を食べながらじっと待つ。ジョウビタキは雑草交じりの芝生に降り立った。顔が黒い。オスのジョウビタキだ。地面をつついている。食べ物を探しているようだ。カメラも双眼鏡も持っていないので詳細は分らないが、緑色の幼虫風のものを嘴にくわえて地面に叩きつけている。虫を弱らせてから食べようという魂胆か。その後も、表庭の物干しパイプに止ったり、地面に降りたりと、徘徊して、私の目を楽しませてくれた。
ゆっくりゆっくりと弁当を食べ終わった頃、やはりと言うべきか、やぶ蚊がまとわり付いてきた。
慌てて家に退避した。
季節の変わり目 コオロギとヒヨドリの初鳴き ― 2014/09/29 21:50
ヒヨドリの鳴き声が聞こえたのは一昨日の9月27日。28日には表庭の樹木に止ってくずったような声を出している姿を見た。昨日28日からはコオロギが裏庭で泣き出した。虫の鳴き声は秋の訪れがいよいよ確実なものだと感じさせる。今日29日夜、コオロギの鳴き声が2階の部屋まで届く。その声は寂寥感を運んでくる。
京都府最南端、南山城村と笠置町の東海自然歩道を歩く ― 2014/01/29 17:27
京都府の最南端に南山城村と笠置町がある。南山城村は滋賀県、三重県、奈良県と隣接する四県境にも当たる。南山城村から笠置町にかけて木津川沿いに東海自然歩道が指定されていて道標も完備している。川沿いの自然歩道は起伏が少なく楽なハイキングコースにもなっている。最後に体力が残っていれば、急坂の笠置山に登ってもよい。
JR天王寺駅から関西本線・加茂行き快速電車に乗り、加茂で亀山行き普通に乗り換え大河原駅で下車する。大河原駅の跨線橋から見ると、関西本線、国道163号、木津川が平行している。
JR天王寺駅から関西本線・加茂行き快速電車に乗り、加茂で亀山行き普通に乗り換え大河原駅で下車する。大河原駅の跨線橋から見ると、関西本線、国道163号、木津川が平行している。
大河原駅を出て川原に降りる。木津川に掛かる沈下橋を渡る。橋の名前は「恋路橋」。橋を渡って川の左岸を下流へ向かって歩く。
恋路橋を渡って南山城村の南大河原集落を通過する。なぜか南天を植えている民家が多い。実が赤く色づいて花の少ない季節に華やかさを振りまいている。
南山城村と笠置町の境界付近の木津川にはカモ科の水鳥が多く見られる。国道や関西本線が木津川から遠く離れたところを通り、左岸の自然歩道が唯一の道のため水鳥が安心して過ごせるためだと思う。目にした水鳥はコガモ、オシドリ、カワアイサ。自然歩道を歩く人の気配だけでカワアイサ♂が驚いて飛び立った。
まもなく関西電力相楽発電所が対岸に、木津川を堰き止める相楽取水ダムが目の前に現れる。落差3.3メートルと超低落差の発電用ダムだ。発電所の所在地は笠置町有市。
関西本線の橋脚の下を潜り、木津川から一旦離れて関西本線の踏切を渡り飛鳥路集落を通り抜けると、京都の自然二百選に選ばれた布目川沿いの道になる。夏は絶好の休憩ポイントだが、冬は日陰で寒いので素通りする。
再び木津川に戻り、関西電力布目川発電所脇を抜け、関西本線の線路沿いを歩く。対岸には笠置町下有市の集落が見える。左が下流。
笠置町の中心部、笠置橋の手前で川原に降りて昼食のコンビニおにぎりを食べる。10キロほど歩いたので、すごく美味しく感じる。
今回初めて笠置町の中心地からすぐの笠置山に登ってみる。山頂近くから見下ろすと先ほどまで歩いた東海自然歩道が通る木津川の流れが見える。東海自然歩道は笠置山の山頂付近を通過して奈良県へ向かっている。
笠置山の山頂近くにもみじ広場がある。11月にはもみじ祭りが開かれる。この周辺は視界が開けて野鳥の鳴き交わす声もよく聞こえる。一際甲高い声で鳴き叫びながらアオゲラ2羽が木々を移動していく。葉の落ちた桜の樹に止ってくれた。そおっと出来るだけ近付いて撮影。アオゲラは何度も見てはいるのだが写真は撮れていなかった。
再び山を下りて、JR笠置駅へ向かう。列車は1時間に1本なので時間に余裕がある。駅へ向かう道沿いに1月に開いたばかりという手作りのパンとコーヒーの店で休憩。
鹿島灘を飛ぶコアホウドリ ― 2013/05/20 22:22
船は鹿島灘を行きます。
茨城県鉾田市沖40キロの海上です。
貨物船の姿をよく見かけます。
コアホウドリがグライダーのように早朝の空を滑空しています。
茨城県鉾田市沖40キロの海上です。
貨物船の姿をよく見かけます。
コアホウドリがグライダーのように早朝の空を滑空しています。
コアホウドリは北緯28度~55度の北太平洋を生息地域にしていて繁殖時期を除いて一生を大海原で過ごします。羽を伸ばすと2メートルにもなりますが、この大きな海洋で仲間と出会う機会はほとんどないでしょう。日本のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類に分類されているほどです。常に群れているのが常態の人間なら孤独に耐え切れず死んでしまいそうです。
コアホウドリとほぼ同じ北太平洋を生息地域にしているアホウドリ科の鳥は、アホウドリ(Diomedea albatrus)、コアホウドリ(Diomedea immutabilis)、クロアシアホウドリ(Diomedea nigripes)の3種です。
房総半島沖に海鳥オオミズナギドリの巨大な群 ― 2013/05/15 17:43
ヘルシンキ-タリン-モスクワの旅で出会った野鳥たち ― 2012/02/29 21:15
今回の旅は、フィンランドのヘルシンキに到着後、エストニアのタリンにフェリーで日帰り旅行に出かけ、再びヘルシンキで観光、その後、ロシアの首都モスクワへ飛び、モスクワの北東に位置する「黄金の環」の都市ウラジーミルとスーズダリとセルギエフ・パサートを訪ね、モスクワから帰国する11日間の行程だった。
野鳥の旅ではないので、たまたま観光の途中で目に付いた鳥たちにレンズを向けたのが以下に紹介する留鳥たちである。現地ではもっともありふれた鳥たちだが、日本では見かけないか、まれに迷鳥として飛来する鳥たちも含まれる。
ハイイロガラスCorvus cornix=9月26日、エストニア・タリンで
野鳥の旅ではないので、たまたま観光の途中で目に付いた鳥たちにレンズを向けたのが以下に紹介する留鳥たちである。現地ではもっともありふれた鳥たちだが、日本では見かけないか、まれに迷鳥として飛来する鳥たちも含まれる。
ハイイロガラスCorvus cornix=9月26日、エストニア・タリンで
ユリカモメ=9月26日、エストニア・タリンで
マガモ=9月26日、エストニア・タリンで
渡り鳥ではなく留鳥化しているケースもある。
アオガラSyanistes caeruleus=9月26日、エストニア・タリンで
葉の付け根=葉柄付近にできた芽を食べている。背中はシジュウカラに似ているが腹側は全面黄色。
ノハラツグミTurdus pilaris=9月27日、フィンランド・ヘルシンキで
日本では何十年に一度見られる珍鳥である。この鳥が京都府宇治市に現れたときは全国から鳥好きが集まって大騒ぎだった。灰色の頭部が特徴。
ウスセグロカモメLarus argentatus=9月27日、フィンランド・ヘルシンキで
バルト海周辺ではもっとも普通に見られるカモメ科の鳥である。日本(特に関西)で最も普通種であるセグロカモメより背中の灰色がずっと薄い。
カササギPica pica=フィンランド・ヘルシンキ沖のスオメンリンナ島で
カモメ=9月27日、フィンランド・スオメンリンナ島で
幼鳥である
カワウとウスセグロカモメ=9月27日、フィンランド・スオメンリンナ島で
ウスセグロカモメを撮っていたら、たまたまカワウが通過してツー・ショットになった。
ウスセグロカモメLarus argentatus=9月27日、フィンランド・スオメンリンナ島で
飛翔写真なので翼先の黒班が裏表ともよく判る。
ハイイロガラスCorvus cornix=9月27日、フィンランド・スオメンリンナ島で
イエスズメPasser domesticus=9月27日、フィンランド・ヘルシンキで
ここ、石畳の広場で開かれていた屋台マーケットが閉店した午後、食べ物が堕ちているらしく、イエスズメが多数集まって、石の隙間をつついていた。
ニシコクマルガラスCorvus monedula=9月30日、ロシア・スーズダリで
フィンランド、ロシア、東欧のニシコクマルガラスは首に白い班があり、亜種soemmerringiiです。
一方、西欧、南欧のニシコクマルガラスは首に白斑は無く亜種spermologusとされます。
シジュウカラParus major=9月30日、ロシア・スーズダリで
日本のシジュウカラと同亜種とされているが、日本のシジュウカラは腹部が白いが、欧州のシジュウカラは腹部が黄色い。
ホシムクドリSturnus vulgaris=10月3日、ロシア・モスクワで
英語ではStarling。西欧でムクドリと言えばホシムクドリを指す。写真の固体は成鳥冬羽である。夏羽は全身がもっと黒く星班が目立たない。
この旅で撮影した野鳥は15種であった。
モスクワぶらぶら歩き(5) ― 2012/02/26 17:46
マトリョーシカ博物館を後にして、元の道を戻ります。レオンチエフスキー小道を南下、ニキーツキー並木道を南下。次にモスクワで最大級の書店Дом книгиドーム・クニーギに立ち寄るためНовый Арбат улица 新アルバート通りを西進します。その曲がり角に白亜に緑の屋根が鮮やかな教会がありました。Церковь Симеона Столпника на Поварской ポヴァルスカヤ通りのシメオン柱頭行者教会というらしいです。新アルバート通りとポヴァルスカヤ通りの接点、小高い盛り土の上に建っています。
教会の建つ盛り土は芝生で覆われているのですが、その上で数匹の鳥がちょこちょこと動いています。ホシムクドリです。日本で見かけたら珍鳥ですが、ヨーロッパではムクドリの仲間では一番多い種です。土に嘴を突き刺して餌を探しています。ミミズでもいるのでしょうか。
書店ドーム・クニーギで本を眺めて長居をしました。写真を多用した豪華料理本とか、語学書とかに触手が動いたのですが、荷物が増えることを考えて結局やめました。薄くて軽いモスクワ・ツーリストマップと露英並列表記のアーサー・コナン・ドイル著「バスカヴィル家の犬(露英両国語の朗読CD付き)」を260ルーブルで買いました。
その後、再びアルバート通りに戻りました。もう午後4時前です。昼食をまだ食べていません。ブリヌイの専門店Теремокチリモークで昼食を摂るためです。блиныブリヌイはクレープのように溶いた小麦粉を薄く展ばして焼き上げ、様々な具を包んだ食べ物です。写真奥、赤い天蓋の張り出した店がチリモークです。
赤い天蓋と透明ビニールシートの壁で包まれた中はテーブルや椅子を並べたスペースで、その間を通って奥の建物に入っていくと注文カウンターや厨房があります。カウンターで注文したのは、一番高いイクラ入りブリヌイ Блин с красной икрой 261ルーブル、野菜ボルシチスープБолщ постный 89ルーブル、“アテネ”サラダСалат "Афинский" 96ルーブルの3点で合計446ルーブルです。イクラ入りを注文したので1100円ほどになってしまいました。
食べ始めると、イエスズメたちがテーブルに集まってきました。客が食べ物を与えるのでしょうか。あるいは食べこぼしを狙っているのでしょうか。食べ終わって客が帰った後、放置されるお皿の残り物を待っているのでしょうか。日本にはイエスズメは居ません。都市でも農村でもスズメだけですが、ヨーロッパでは都市部はイエスズメ、田舎はスズメと住み分けています。
椅子の背もたれのБАЛТИКАバルチカはロシアで一番メジャーなビールの商標です。
ロシアの古都スーズダリからモスクワへ ― 2012/02/13 15:24
スパソ・エフフィミエフ修道院を出てホテルへ向かう。リザパラジェーンスキー修道院前まで来たとき、スズメの群れが生垣の上に固まっていました。気温は4度Cほどに下がっています。折からの氷雨に震えているように見えました。
日本では都市の代表的な留鳥であるスズメですが、欧州では都市はイエスズメ(学名Passer domesticus)が占領していて、スズメ(学名Passer montanus)は郊外か田舎へ行かないとお目にかかりません。スズメが多数派であるスーズダリは田舎だということです。
日本では都市の代表的な留鳥であるスズメですが、欧州では都市はイエスズメ(学名Passer domesticus)が占領していて、スズメ(学名Passer montanus)は郊外か田舎へ行かないとお目にかかりません。スズメが多数派であるスーズダリは田舎だということです。
道路に面した窓際の席に座ってКофеコーヒーを頼む。青空に黄葉が輝いている。ロシアでは9月下旬から10月初旬が黄葉が美しく「黄金の秋」と呼ばれている。大多数が白樺やポプラのように黄色く色づく樹木で、赤く色づく樹木は少ないので「黄金の秋」と成る。
スーズダリのホテルに迎えに来てくれた車に乗ってウラジーミルへ向かいます。車は日本で予約しておいたのですが、韓国ヒュンダイ製の真新しい車で、時間通りに迎えに来てくれ、予定通りの時刻にウラジーミル駅まで送ってくれました。
ウラジーミル駅で17:17発の高速列車сапсанサプサーン(和名ハヤブサ)に乗り込みモスクワへ向かいます。高速列車のはずですが、車内の速度表示を見ていますと、ウラジーミル-モスクワ間では早くても時速130キロ程度で走行しています。車内は快適です。前の席にいた赤ちゃんが可愛いので写真を撮らせてもらいました。
サプサーン173НА列車はモスクワのКурский вокзал クールスキー駅に19:05に着きました。郊外列車の発着するクールスキー駅から地下鉄のКурская станцияクールスカヤ駅へは長い地下道でつながっていました。地下鉄を乗り継いでВДНХヴェーデンハー駅前のホテルへ戻りました。
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