確定申告提出で税務署までウオーキング2013/03/06 23:21

 確定申告は3月15日が締め切り。税務署までは自転車がふさわしい距離があります。が、最近、運動不足なので徒歩で早足で行くことにしました。
 熊野街道を北上し、警察署を過ぎたところで右折、区役所前、警察病院前を過ぎ、夕陽丘高校に沿って左折、夕陽丘高校正門前を進み、突き当りを右折すると税務署です。
 税務署の受付の人や確定申告を手伝ってくださる税理士さんたちは皆さん親切なので、玄関を気持ち穏やかにくぐれます。大昔は税務署を訪れるときは緊張したものです。
 無事、提出を済ませ、また同じ道を帰ります。夕陽丘高校の会館の壁面タイルが随分剥がれ落ちています。デザインの都合上はがしたかのようにも見えます。
 途中、喫茶店やケーキショップがいくつも「いらっしゃーい」と呼びかけてきますが、せっかく歩いたのが無駄になると我慢して帰宅しました。仏壇用にろうそくを買いました。往復小1時間、確定申告提出を兼ねて久しぶりに運動ができました。

書籍などの印刷物をPDF化して物減らし! やっと500冊を突破。2013/03/09 15:52

 長年溜め込んだ‘’物‘’に圧迫されて暮らしています。とりわけ書物は雑誌を含めざっと数えて1万冊。長年手元に置いて来た書物、簡単に捨てられません。再び読むかどうかは別にして電子化できれば納得して‘’物‘’を捨てられます。電子化すれば空間占有率は0になります。

 PDFファイルの更新日時を調べると2011年5月から始めています。1年10ヶ月掛けて565冊です。合計44.7GBです。最近のブルーレイディスクなら一枚に納まります。

 1万冊に対して500冊では、本棚に少し隙間ができたなあ・・・という程度です。これではいつ終わることやら。そこで最近、一日5冊処理のノルマを設定しましたが、守るのはきついです。

 どれだけ丁寧に電子化するか、その丁寧さ加減で処理速度は何倍も差がでます。表紙・裏表紙は平面スキャナーで取り込みPhotoshopで画像処理までしています。汚れや変色も修正して新品のように仕上げています。
 文学書と異なり、ルポルタージュや実用書や雑誌は文章と写真が同じページに混在しています。文章だけならモノクロ2値で取り込めば文字がくっきり読みやすくデータ量も最少になります。が写真はつぶれてしまいます。そこで写真が含まれるページはモノクロ8ビット・256階調で取り込み、1ビット・2値で取り込んだ文章とPhotoshop上で合成しています。これはものすごく時間の掛かる作業です。

 後々、だれかにファイルを引きついだ時、汚ければ読みたくないのではと先を見据えているのですが・・・・。どこかで誰かがきっと同じ書籍を電子化処理していることでしょう。分担して作業して、同じ書籍をもっているときは、データだけ交換しあったら随分時間の節約になるとおもうのですが。データを受け取ったら、手元の書籍は廃棄処分すれば問題はないように思うのです。Googleが行っている世界中の書籍をスキャンする電子図書館も同様の範疇に入るのではと考えています。

古い教科書を裁断して電子化。茶褐色に変色。酸性紙らしい。2013/03/09 17:33

  昭和38年2月、改定、文部省検定済「高等学校理科用 化学(5単位用)改訂版」教科書です。半世紀ぶりに取り出して裁断・スキャンしました。月日を経て紙が茶褐色に変色しています。
酸性紙のため傷みが激しい化学教科書
 この本、表紙も含めて444ページもあります。薄い用紙が使われています。一部、ぼろぼろと欠け始めています。国会図書館でも問題になった酸性紙特有の現象です。
半世紀経た化学の教科書、紙の酸化で茶褐色に変色。
 この傷み具合を見て、50年の月日の経過が胸に迫ってきました。全てがぼろぼろになって滅びて行く・・・・この事実に自らを重ねて、胸の奥に傷みが走りました。

昨夜のTVドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」で、チェブラーシカが主題でしたよ2013/03/12 14:24

 古書店主が事件を解き明かす連続テレビ番組「ビブリア古書堂の事件手帖」で、事件の主題がロシアの童話「チェブラーシカ」でした。
 最近の映画などでは、チェブラーシカはご存知のように大きな耳を持った愛くるしい姿をしています。すでに、これがチェブラーシカの共通イメージになっています。
ビブリア古書堂の事件手帖に登場したチェブラーシカの映画

 番組の最後の謎解きで、最初の絵本では、チェブラーシカがまるで異なる姿だったことが事件の背景だと古書店主からの説明がありました。
TVドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」の一場面
 TVを点けたときドラマは半分以上終わっていたので筋書きを正確には把握していませんが・・・。
TVドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」の一場面

 これが「チェブラーシカ」の最初の絵本「ウスペンスキー著 チェブラーシカのなかまたち」だったんですね!初めて目にしました。チェブラーシカがどこにも居ないように見えますが、右側の一見、クマさんのようなタヌキのような動物がチェブラーシカです!この食い違いが誤解の元になるんですね。
TVドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」に登場したチェブラーシカの最初の絵本

 番組最後に流れる場面、チェブラーシカの最初の絵本「チェブラーシカとなかまたち」が1ページ、1ページ開かれていく。右側に俳優の名前が流れている。
番組最後に流れる場面、チェブラーシカの最初の絵本「チェブラーシカとなかまたち」

 このタヌキのような姿のチェブラーシカが、今の愛くるしい姿に変わったのはいつのことで、なにがきっかけだったのでしょう。
番組最後に流れる場面、チェブラーシカの最初の絵本「チェブラーシカとなかまたち」

 この初期の絵本に登場するチェブラーシカの姿が余りに今と異なるので驚きました。テレビ番組は次回が最終回だそうです。

岡本太郎 「明日の神話」 (Art Scene 1)2013/03/13 01:16

 岡本太郎が制作した壁画「明日の神話」である。場所は東京・渋谷。
撮影は2009年3月5日。横幅30mの巨大壁画の全体を見渡せるポジションが無い。コンクリートの支柱が邪魔になる。左右別々に撮影した2枚の写真を繫いで合成している。
岡本太郎の壁画「明日の神話」
 電車を乗り継いで美術館めぐりをしていてたまたま通った渋谷で偶然、この作品に出くわした。予期せぬ出会いに「あっと」と声が出そうなほど驚き感激もした。大勢の人が集まる広場のような場所に掲げられ大衆の魂を揺さぶりたいと岡本太郎は望んでいたと思う。確かに大勢の人が通るが誰も足早に歩いて通り過ぎるだけで首を上げて壁画に目をやる人は見当たらない。通路という人が通過する目的で作られた場所がふさわしいのだろうか。

チェブラーシカの原作者ウスペンスキー氏のインタビュー記事2013/03/14 17:29

 チェブラーシカの生みの親、童話作家のウスペンスキー氏のインタビュー記事が「ユーラシア ビュー」Vol.83に出ていました。日本で作られたリメーク版アニメ映画の上映後のインタビューです。
 「チェブラーシカ」は1966年に出版した絵本「ワニのゲーナとその仲間たち」の中で初めて登場、1969年にカチャーノフ監督とディレクターのシュワルツマンにによってアニメ化されて現在知られるチェブラーシカになったことが記事冒頭に書かれている。
チェブラーシカの原作者ウスペンスキー氏インタビュー記事
 記事中で興味深い話は「チェブラーシカ」という名前がどうして生まれたか?という点です。チェブラーシカという言葉は標準ロシア語には無い言葉です。ウスペンスキーさんにとっても聞きなれない言葉だったそうです。1966年より以前のある家族のエピソードです。小さな女の子を連れた家族が大きなエリ付きの毛皮の外套を買いに出かけました。毛皮の外套を買うのは大きな出費で一大事だったのです。将来を見越して女の子が大きくなっても着れるようにぶかぶかサイズの外套を選んだのです。女の子が着てみました。一歩歩いてすぐ裾を踏んで転んでしまいました。この家族の一人(ウスペンスキーさんの知り合いですが)が、「チェブラーフヌラシ・チェブラーシュカ (Чебрахнулась Чебрашка)」と言ったそうです。チェブラーフヌッツァЧебрахнутьсяという言葉の意味を知人に聞いたところ、「転ぶ」という意味の動詞でウラルより東、ヴォルガ河沿岸で使われる言葉だそうです。つまり「転んだちゃんが転んだ」と思わず言ったのです。この顔が隠れるほど大きなモコモコ外套を着た女の子の姿がチェブラーシカのイメージにつながりました。
チェブラーシカの原作者ウスペンスキー氏インタビュー記事

「ユーラシアビュー」はユーラシア諸国(旧ソビエト連邦地域)の文化や経済、市民生活などを紹介している小冊子で、イスクラ産業株式会社が発行しています。一部100円です。

楽天kobo touchの使い方(17)文字化け本棚をサーバーから削除2013/03/17 09:42

 楽天kobo touch端末の本棚(ライブラリーの電子書籍を分類・整理するためのフォルダー)に意味不明の文字化けした本棚が勝手に増殖して消去できない問題を楽天kobo側に対応お願いしていました。ようやくサーバーから問題の本棚を削除するというシステム担当者による手作業でとりあえず解決しました。
 とりあえずの解決といいますのは、発生したメカニズムが不明なためです。ボーイング787と同じように根本原因が不明のままでの現実的対応です。話がそれますが、電子ブックリーダーのトラブルと違って航空機でのトラブル原因が究明されないままでの飛行再開は怖いです。

「陽春」きらめく京の鴨川岸2013/03/21 22:00

 京阪電車の七条駅で降りて京都国立博物館や京都女子大がある東山区を歩きました。駅から地上に出ると鴨川左岸です。七条大橋のたもとではヤナギが芽吹いてもう若葉が出揃っています。ヤナギの枝がそよ風を受けて気持ちよさそうにたなびいています。
若葉を広げたヤナギの枝が春風にゆれる

 すぐ隣では、ユキヤナギが白い小粒の花をたわわにつけています。ウィキペディアを調べると、「鴨川岸のユキヤナギ」の写真が使われています。ここはユキヤナギの名所でしょうか。
鴨川岸のユキヤナギも満開

 またその隣ではソメイヨシノが早くも咲き誇っています。今年は暖かい上に、鴨川左岸は一日中日当たりがよく咲き始めが早いようです。
鴨川岸のソメイヨシノが早くも咲き誇っています

 まさに「陽春」ここに極まれり、といったところです。
大阪から片道1時間で鴨川べりに立つことができます。京都はいまが最高の時かも知れません。帰りは京阪電車の京橋駅で下車しJRの京橋駅から環状線で帰宅しました。

レーピン展に行ってきました2013/03/25 11:36

 東京では、すでに昨年開催済みですが、「国立トレチャコフ美術館所蔵レーピン展」がやっと関西にやってきました。大阪からはかなり遠い兵庫県姫路市の姫路市立美術館での開催です。待ちかねていた展覧会ですので、姫路市まで出かけてきました。姫路駅はJRの新快速の終点で大阪駅から1時間1分もかかります。
 「レーピン展」の図録(カタログ)です。非常に詳しい解説が載ったこれほどりっぱな図録が2300円とは今時珍しいほどお得感があります。図録表紙はレーピンの妻ヴェーラ・レーピナの肖像です。美しい人ですね。レーピン自身も美男子です。
国立トレチャコフ美術館所蔵レーピン展の図録

 姫路市立美術館の建物を正面から見たところです。広い敷地にレンガ壁の2階建屋がゆったりとL字型に続いています。素敵な建物です。初めて訪れた美術館ですが見とれてしまいました。旧日本軍の兵器庫・被服庫だった建物を再生利用したそうです。
 敷地内には彫刻も多数配置されています。正面に置かれているこの筋肉の塊のような力強い彫刻はアントワーヌ・ブールデルの「モントーバンの戦士」です。
姫路市立美術館の正面
 背後に見えるのは姫路城天守閣ですが、大修理中ですっぽり覆いがかぶさっています。
この彫刻は山脇正邦の「髪」と名付けられた女性像のうしろ姿です。
姫路市立美術館と背後の修理のため覆いを被った姫路城

姫路城北側の公園でもサクラが開花2013/03/25 14:03

 姫路市立美術館へ行った帰りに姫路城北側にあるシロトピア記念公園のそばを歩きました。ここでもサクラが満開に近い状態です。白いサクラとピンクのサクラが並んで咲いています。白いサクラはソメイヨシノだと思うのですが、手前のサクラは明確にピンク色で八重のようです。白とピンクの花が交じり合って咲き競う様は華やかさが増します。
姫路城北側のシロトピア記念公園では白とピンクのサクラが咲いていました

 同じ公園の枝垂桜です。淡いピンク色をしています。何と言う品種でしょうか。
シロトピア記念公園の枝垂れ桜
 桜はギラギラの太陽の下より、薄曇の空の下で見るほうが風情があるように思います。