父が残した本もPDF化へ2013/03/26 18:14

 蔵書を見るとその人の生き方が赤裸々に見えてくる。個人情報そのものだ。
 父が無くなって三十数年が経過して、その残した本を処分しようとしている。40年以上、企業のトップであり続けたオーナー経営者だった。私とは身長・骨格・顔つきはそっくりだが、父のほうは毎日の宴会続きで超肥満体だったのに、私は美食とは無縁で標準体型を保っている。
 考え方・生き方もまったく違うから、蔵書もまったく異なる。現実主義者の父は書籍を積極的に買わなかったので数も少ないし、実用書ばかりである。ロマンチスト(理想主義者)の私は文学書も多いし、買った本の数も膨大な量である。
 今、父の本を見ると、趣味を反映して釣り・囲碁・ゴルフのハウツー本と美食家で食通だったので食い物・飲み物の薀蓄本が多数を占める。同じ財界人から贈呈された本、寄付金を募る右翼が送ってきた本とかもある。それに加えて大量のゴルフ雑誌、囲碁雑誌が残る。大阪万博の資料とか公安資料とかも大量に残されている。
父が残した本をPDF化して処分する
 時間を掛けてこれらの本を裁断、スキャンしてPDF化しても多分もう読むことはないだろうと思う。ただ捨てればいいだけだとのささやきも聞こえるが何故か電子化しないと捨てる踏ん切りがつかない。性分なんだなあ。