モスクワぶらぶら歩き(6) ― 2012/02/27 22:03
ブリヌイの昼食を終えて、ホテルへ帰るため、アルバート通りを東北東へ歩いていきます。路上にシートを広げて何かを商いしている人がいます。平日の午後4時、西日が通りを明るく照らしています。
路上でチェスを指しています。真剣勝負(現金を賭ける勝負)なるか単なる娯楽試合なのか分りません。日本でも昔、繁華街で将棋指しが居て周りを男たちが取り囲んでいる場面を見かけましたが、あれは金が掛かっていたのだと思っています。
アルバート通りの東端に近付いてきました。アルバーツカヤ駅から地下鉄でホテルへ戻ります。街を歩いている人の服装を見てください。ジーンズをはいている人が多いですね。外国では目立たないように現地の人の服装に合わせるのが原則です。荷物を減らすためもあって、私は旅の間中、一本のジーンズで通しました。
巨大なホテル・コスモスに戻ってきました。ホテルの真正面に建つ大きな銅像はフランス大統領を長年務めたドゴール将軍です。なぜフランス大統領がロシアのホテルのシンボルなんでしょうか?理由が分りません。それにしてもすごい青空です。
ホテルの上層階から眺めたモスクワの住宅地風景です。田舎に行くと一戸建てが普通ですが、モスクワで一戸建住宅は見たことがありません。日本の団地のように5階~8階建ての集合住宅です。集合住宅内の一区分所有部分をквартираクバルチーラと呼びます。
午後5時半、夕陽に住宅群がオレンジ色に染まっています。
夜、マトリョーシカ博物館で購入したホールイの細密画小箱を取り出して観賞しています。小箱の下部に書かれた文字は"Лони"(作品名です。лонь ローニ=鹿の一種でダマシカ。雌雄2頭なので複数形лони)、"Холуй"(ホールイは産地名です。パレフと並んで有名です。)、"худ.Костерина"(画家の名で、Исполнила Костерина イスポルニーラ・コスチェリーナです。)
この作品の寸法は135mm-85mm-35mm。重量は400g。
1万円ほどで買いましたが、定価は8400ルーブルです。ドルやユーロの外貨もクレジットカードも使えないので、持っていたルーブル全部を吐き出してぎりぎり買えました。
明日は帰国日です。荷造りは終わりました。遅れないように目覚ましをセットしました。
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