福島原発1~3号機、圧力容器に穴2011/03/28 16:55

 福島第一原発1号機、2号機、3号機で、炉心部を収めた圧力容器に穴が開いている可能性を東電が初めて認めた。震災直後から燃料棒の被膜金属が破れて核燃料が融けて圧力容器の底に溜まる炉心溶融の可能性が指摘されていた。炉心溶融の次には超高温になった核燃料が圧力容器の底を溶かして穴をあけ外に流れ出す恐怖。

 28日のasahi.comによると「東日本大震災で被害を受けた福島第一原発1~3号機について、東京電力は28日未明の会見で、核燃料を入れた鋼鉄製の圧力容器が損傷して容器の外と通じた状態になっている可能性を認めた。東電は「穴が開いているイメージ」と説明。」(中略)「東電は28日未明の会見で、注水しても圧力容器が満杯にならない原因を、「(圧力容器の)下の方に穴が開いているイメージだ」と認めた。」(中略)「福島第一原発の圧力容器は厚さ16センチの鋼鉄でできており、底部には、計測装置などを外部から差し込む貫通部などがある。その周辺から漏れている可能性が考えられる。」(中略)「専門家によると、核燃料を束ねた燃料棒が損傷して崩れ、圧力容器下部に落下してかたまりになると、表面積が小さくなって効率よく水で冷やせなくなる。極めて高温になった燃料が圧力容器の壁を溶かして穴を開けた可能性もある。」

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