「信楽 阪井七 作陶展」開催中 ― 2014/11/02 12:54
今日は立冬。ジョウビタキが庭に来た ― 2014/11/07 23:50
今日は立冬。冬の始まりである。
連日、好天が続いている。朝は冷えるが、昼間は太陽が出て暖かい。
弁当を買ってきたが、日向ぼっこしながら庭のベンチで食べるのも悪くない。
やぶ蚊が多く、庭で弁当など考えたこともなかったが、もう立冬だ。蚊も居ないだろう。
裏庭のベンチに座って紫色の花で満開のホトトギスを眺めながら弁当を開く。半分食べたところで箸を落とした。
連日、好天が続いている。朝は冷えるが、昼間は太陽が出て暖かい。
弁当を買ってきたが、日向ぼっこしながら庭のベンチで食べるのも悪くない。
やぶ蚊が多く、庭で弁当など考えたこともなかったが、もう立冬だ。蚊も居ないだろう。
裏庭のベンチに座って紫色の花で満開のホトトギスを眺めながら弁当を開く。半分食べたところで箸を落とした。
家に戻り箸を交換して、今度は表庭の木陰に置かれた陶器の椅子に座って続きを食べる。
野鳥が庭のどこかで囀っている。塀の上の鉄柵に止った。翼に白い斑点が目立つ。ジョウビタキだ。弁当を食べながらじっと待つ。ジョウビタキは雑草交じりの芝生に降り立った。顔が黒い。オスのジョウビタキだ。地面をつついている。食べ物を探しているようだ。カメラも双眼鏡も持っていないので詳細は分らないが、緑色の幼虫風のものを嘴にくわえて地面に叩きつけている。虫を弱らせてから食べようという魂胆か。その後も、表庭の物干しパイプに止ったり、地面に降りたりと、徘徊して、私の目を楽しませてくれた。
ゆっくりゆっくりと弁当を食べ終わった頃、やはりと言うべきか、やぶ蚊がまとわり付いてきた。
慌てて家に退避した。
嘉納千紗子さんの作品「INNER MIND」を見る=こうべ芸文美術展で ― 2014/11/15 00:33
第40回こうべ芸文美術展で彫刻家の嘉納千紗子さんにお会いした。嘉納さんは今回、白いストロー彫刻を出品されていた。嘉納さんと言えば赤い長いストローを大量に束ねた大きくて赤色の強烈な作品を「INNNER MIND」の統一名称で発表されてきた印象が強い。今回は白くて短いストローの集合体で作った固い薄い円盤状の物体だ。印象ががらりと変わっている。作者にお話をうかがった。
=神戸市灘区の原田の森ギャラリーで 嘉納千紗子さんの作品「INNER MIND」。束ねたストローを熱で融着させて作り出した白い“雲”のような“クラゲ”のようなオブジェが銅パイプを螺旋状に曲げて作ったスプリングの上に取り付けられている。
オブジェの中心を真上から見る。拡大して見るとストローがすき間なく密着してハニカム構造を形成しているのが分る。中心部は太いストローを使っている。熱で融着したストロー集合体は非常に硬く丈夫なオブジェに変貌している。
展覧会を見に来た入場者の方たちも嘉納千紗子さん(右端)と作品の周りに集まって来られた。嘉納さんから「どうぞ触って見て下さい」と言われ作品に触れると硬い白い円盤がゆらゆらと漂う。非常に堅牢なオブジェなので触ったりゆすったりしても大丈夫なのだ(作者立会いの下に触らしてもらったが、この会場でも彫刻や絵画に触ることは禁止と表示されている)。
触り動かすことで見るだけとは異なる別の楽しさが広がる。“不思議な”作品に次々質問も飛び出す。作者との応答を通じて現代彫刻への関心と理解が深まった様子だった。
展覧会入場者とアーティストが作品を前に交流できれば理解が何倍も広がり美術鑑賞の楽しみも倍増するはずだ。特に一般になじみの薄い現代アートではなおさら重要ではないだろうか。
=神戸市灘区の原田の森ギャラリーで 嘉納千紗子さんの作品「INNER MIND」。束ねたストローを熱で融着させて作り出した白い“雲”のような“クラゲ”のようなオブジェが銅パイプを螺旋状に曲げて作ったスプリングの上に取り付けられている。
オブジェの中心を真上から見る。拡大して見るとストローがすき間なく密着してハニカム構造を形成しているのが分る。中心部は太いストローを使っている。熱で融着したストロー集合体は非常に硬く丈夫なオブジェに変貌している。

触り動かすことで見るだけとは異なる別の楽しさが広がる。“不思議な”作品に次々質問も飛び出す。作者との応答を通じて現代彫刻への関心と理解が深まった様子だった。
展覧会入場者とアーティストが作品を前に交流できれば理解が何倍も広がり美術鑑賞の楽しみも倍増するはずだ。特に一般になじみの薄い現代アートではなおさら重要ではないだろうか。
丸池’69展を見ました ― 2014/11/18 22:53
大西康明展「空洞の彫刻」を見に行きました ― 2014/11/27 01:00
現代アートの旗手・大西康明さんの「空洞の彫刻」展を見に大阪市北区天満橋1丁目のアートコートギャラリーに行ってきました。
同ギャラリーへは、JR桜ノ宮駅で下車、駅前の源八橋を渡って大川右岸へ。大川沿いの木々が赤や黄に色づいて目を楽しませてくれます。右岸に沿って下流へ遊歩道を進みます。帝国ホテルを右手に見て更に進むとOAPアートコートという建物が見つかります。その1階がギャラリーです。駅から数分の道のりです。
一番奥の大きな展示室。天井も高く壁面は白。上空にはワイヤーが絡まったような不定形のオブジェが多数浮遊する。その中心部に強烈なライトが仕込まれていて、オブジェのシルエットが拡大されて白い壁面に投影される。ゆらゆら動くオブジェの動きが壁面には拡大されて投影されるので、この展示室に入った鑑賞者は心がゆらめくような不思議な体験をすることになる。このように空間全体を作品にしてしまう現代アートのジャンルを特にインスタレーションと呼ぶ。大西康明さんのこの作品は「空洞の彫刻」と名付けられていました。
一番奥の大きな展示室。天井も高く壁面は白。上空にはワイヤーが絡まったような不定形のオブジェが多数浮遊する。その中心部に強烈なライトが仕込まれていて、オブジェのシルエットが拡大されて白い壁面に投影される。ゆらゆら動くオブジェの動きが壁面には拡大されて投影されるので、この展示室に入った鑑賞者は心がゆらめくような不思議な体験をすることになる。このように空間全体を作品にしてしまう現代アートのジャンルを特にインスタレーションと呼ぶ。大西康明さんのこの作品は「空洞の彫刻」と名付けられていました。
最近のコメント