ドイツの1902年発行通常切手2011/04/29 00:55

 切手収集に夢中で取り組んだのは小学1年から4年までの間だけだった。朝日新聞社から出ていた子供向けの趣味読本「バンビ・ブック」シリーズの影響で火が点いたのだった。それも4年間で終了して、その後、小学5年からはアマチュア無線(ハム)にのめりこんで行った。
 切手に話を戻す。切手商に出入りしてガラスケースの中の切手を眺めていた。小遣いで買うのだから高いものは買えない。欧州で大量に発行され希少価値ゼロの切手を100枚単位でパック詰した商品があった。お徳感があったので、これをよく買った。中身不明の福袋のようなものだった。国別にストックブックに並べて整理はしたが、それ以上は、どのような切手か不明なままであった。世界中の切手を網羅したスコット切手カタログのことは知っていたが子どもが買えるようなものでなく、それ以上は踏み込めず半世紀に渡って中断していた。今なら、インターネットで調べることができる。
 偉大な切手収集家のホームページを拝見して得た知識で判明した切手の来歴をいくつか紹介する。1902年4月1日、ドイツで発行された通常切手である。DEUTSCHES REICH=ドイツ国と表示された5 pfennig=フェニッヒと10 pfennigの2種類。pfennigはmarkの1/100の通貨単位。未使用切手の現存数は極めて少ないそうだ。逆に言えば使用済みは巷に溢れていてお宝価値はほとんどない。だけど100年前のドイツ切手が手元にあるということが少しうれしい。肖像は舞台女優の横顔とのこと。よほど有名な女優だったのだろう。
1902年発行ドイツ通常切手

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