第2世代CoreProcessorPC組立完了2011/04/15 17:01

 メインで使っているパソコンは7年前に組み立てたもの。能力不足が顕著になって、更新するタイミングを昨年夏から辛抱強く見計っていた。今年2011年に入って、インテルから第2世代Coreプロセッサーと6シリーズチップセット搭載マザーボードが出た。電力消費が大幅に押さえられ、尚且つ処理速度は遅くないというか速い。時代のニーズに沿った、私のニーズにもぴったりのCPUの登場で、組立に動こうとした矢先、チップセットのSATA関係のバグで回収騒ぎが起こり、発売再開を待っていた。3月中旬から各マザーボード・ベンダーから再発売が始まった。

 今回、使用するケースは5年前、組み立てたもののハードディスクが読めなくなるトラブルが続き、原因究明のため各種パーツの交換など注力したが、トラブルは解決せず放置していたマシン。ケース、電源、DVDドライブ、OS(WindowsXP)は流用するつもりなので費用は最小で清みそう。今回、購入したマザーボードP8H67-M PROは、CPU内蔵のGPUを使うのでグラフィックカードも不要。用意したのは、マザーボード、CPU、メモリーカード、HDDの4点で済ませるつもりだった。

 しかし、最近の電源は随分進歩しているらしい。電力変換効率の規格80PLUSというのがあって、負荷50%時の変換効率90%のゴールド、88%のシルバー、85%のブロンズ、80%のスタンダードと認定機関から認証を取った電源が売られている。電源は大切なのはよくわかっている。電源の中で、経年変化で故障しがちなのが大容量コンデンサー。信頼性の高いコンデンサーを使っているかどうかも大事な点。コンデンサーの焼損で煙が出た経験が2度もある。
 ケース購入時に付属してきた5年前のノーブランド電源は、+12Vが4ピン、ATX電源が20ピンだが、最近は、+12Vが8ピン、ATX電源が24ピンに増強されている。4ピンと20ピンでも使えないことはないのだが、今回は80PLUSブロンズ認証取得の630W電源を購入した。
パソコン用電源は従来、メドゥーサの髪の毛のごとくHDDなどのためのコードがごちゃごちゃに出ていて絡み合って美観を著しく損ねている上に、内部の風通しも妨げていた。今回購入した電源は+12VとATX以外は、プラグインケーブル方式で必要な数だけ本体にケーブルの端を差し込んで使う。不用なケーブルがケース内に溢れることがない。

 パソコンの組立を自作と呼んでいるようだが、自作というほどのものではない。プラモデルの組立のように決まった場所にパーツを挿していけば出来上がる。極めて簡単な作業だが、約束事がいくつかある。(1)静電気対策。パーツ類は静電気に弱い。静電気を発生しやすい服装は避ける。組立前に大きな金属を触って体の静電気を逃がす。パーツを持つとき接点部分をつかまない。(2)ネジ回しは押す力が7割で回す力が3割。強く押し付けながら回さないとねじ山をつぶす。全てのネジは強く締めすぎないこと。ネジを締めていって抵抗感に出会ったら、あとほんのわずかだけ締めて終える。(3)組立に使うネジは、インチネジJISネジが混在する。PCケース、電源ケース、空冷ファン、HDDなどはインチネジを使うが、日本で開発されたFDD、光学ドライブ(CD・DVD・BD)はJISネジである。例外もあるので、JISネジ穴に力任せにインチネジをねじ込まないこと。スムーズにネジが入らないときはネジ穴と合っていないのではないかと疑うこと。またHDDや光学ドライブの固定に使うネジは長さ5mm以下のものを使う。長すぎると内部の基盤に接触する危険あり。(4)マザーボードをケースに取り付けは、スペーサーと呼ばれる金属ネジをケースの金属板に立てて、その上にマザーボードを乗せてネジ止めする。マザーボードのアースとケースの金属部分を同電位にするためスペーサーも金属を使う。絶縁してはならない。例外的に絶縁しなければならない止め穴が存在するマザーボードも過去にはあった。同電位に保つことでマザーボードから放射されるノイズを軽減する。

P8H67マザーボードでPC組立
 電源とマザーボードとCPUとメモリーだけを組み込んだ状態。この段階で電源を入れる。マザーボードにCPUとメモリーが正しく取り付けられ、電源が正しく供給されていたらモニターディスプレーにはBIOS画面が表示される。HDD、DVDドライブなどずべてのパーツを組み込んでから電源を入れて障害が出た場合。原因特定に時間が掛かる。一歩一歩確認しながら組み立てるのがお勧め。DVDドライブはIDE接続、HDDはSATA接続。最近のマザーボードの中にはIDE接続インタフェースを持たないものも。

 最近のマザーボードにはFDD用の接続インタフェースが存在しない。OSのインストールはDVDドライブから行うことになる。DVDドライブを接続して電源を入れる。BIOS画面で接続成功が確認できる。次にHDDを接続して再び電源を入れる。これもBIOS画面で接続が正しく行われているか確認する。

 次は、OSのインストール。私の場合、マザーボード交換前に使っていたWindows XP SP2のディスクを使ってインストール。マイクロソフトのダウンロードサイトにSP3のCDイメージファイルがあるのでダウンロードしてCDに焼いておく。SP2インストール直後にSP3のCDを使ってアップデートする。次にマザーボード付属のドライバーを収めたディスクを使ってWindows XP用ドライバーを全てインストールする。ドライバーインストール前に出ていたシステムのプロパティ内のデバイスマネージャーのエラー表示が全て消えている。これでPCは完成した。

 今後、追加で必要と感じているのは、地震と停電に備えてUPS(無停電電源装置)だ。HDD書き込み中に突然電源が落ちたり、ACが不安定で瞬間停電が起こって、データが失われる事態に備えたい。USB3.0接続の外部HDDを増設して定期的にバックアップを取ることも必要だろう。HDDイメージ全体をバックアップするソフトがあり、HDDがこわれても新しいドライブにOSシステムを含めて復活できる。RAID5や10でHDDの故障に備える手法はHDDの数が増えるだけ電力使用が増えるし騒音、発熱、重量が増えるので採用しなかった。

掛かった費用
マザーボードP8H67-M PRO と CPU Core i5 2400Sを合わせて¥28,980円
メモリー CFDのW3U1333Q-2G 2枚組 ¥3,730円
HDD シーゲート ST31000524AS (1TB SATA6.0Gb/s) ¥4,770円
電源 玄人志向 KRPW-P630W/85+ ¥6,980円
合計 ¥44,460円で最新、最強に近い省エネパソコンが手に入った。
3Dゲームなどにまったく興味がないので電力無駄遣いの高速ビデオカードなども不要だし、ベンチマークを取る必要を感じないほど私には高速マシンだ。

原発は津波にも安全です-文部科学省の副読本2011/04/15 23:03

asahi.comによると文部科学省経済産業省資源エネルギー庁と組んで発行していた副読本に「原発について「大きな地震や津波にも耐えられるよう設計」と記されており」(中略)「副読本は小学校向けが「わくわく原子力ランド」、中学校向けが「チャレンジ! 原子力ワールド」という名称で、全国の小中学校に配布されている。」

 公教育の場に、一方的で根拠のない原発賛美の安全物語を持ち込んでいた文部科学省、文科省に原発推進本を売り込んだ経済産業省外局の資源エネルギー庁には深刻な反省が求められます。
 原発事故対応をめぐってテレビ最多登場の原子力安全・保安院資源エネルギー庁と同じ経済産業省の外局。

自民党時代から原発推進の与謝野馨氏、謝罪拒否2011/04/15 23:39

 asahi.comによると「自民党時代から原発を推進してきた与謝野馨経済財政相が「推進してきたことは決して間違いではない」と発言した」(中略)「福島第一原発事故を受け、与謝野氏は15日の閣議後会見で原発の安全性について「ベストなものをその当時はつくったと確信をしていた」と説明し、謝罪の必要性は「ない」と述べた。」(中略)「これに対し、枝野氏は「自民党政権時代の政策を含めて経済産業省原子力安全・保安院、東京電力、原子力安全委員会の問題点を浮き彫りにする方針だ。」」

 民主党政府の事故対応がもたついているからといって自民党も政権批判をする資格は持ち合わせていないのは明らかです。日本の原発建設を推し進めて、世界第3位の原発国にしたのは自民党政府です。不明を恥じて反省するべきです。