福島原発の核燃料メルトダウンを東電が初めて認める2011/05/13 15:01

 asahi.comによると「東京電力は12日福島第一原発1号機の核燃料が溶けて原子炉圧力容器の底にたまって穴が開き、水がもれていることを明らかにした」。核燃料が全て溶け落ちて圧力容器の底に溜まる核燃料のメルトダウン状態をやっと認めざるを得なかった。

 東電は、今まで圧力容器内で水位が一時的に低下し核燃料上部が水面から露出して、一部燃料が損傷したが、ほぼ原形を保っていると2ヶ月間に渡って根拠の無い発表を繰り返してきた。圧力容器内を見ることはできず、水位を測る手段も無い中、根拠の無い作り話を繰り返してきたと言われても仕方がない。

 逆に、核燃料のメルトダウンが起こっているとしか説明がつかない状況証拠は当初から存在した。圧力容器内へ水が限度無く注ぎ込めるのは容器の底に穴が開いているとしか考えられず、穴が開いた原因はメルトダウンしか考えられないと普通は考えるはずだ。

 360立方メートルの圧力容器にすでに10000立方メートルも注水しているのだ。足し算、引き算ができる国民のだれもが、東電はうそをついているととっくに見抜いていた。

 また東電の説明をそのまま追認して会見で発表してきた経済産業省の原子力安全・保安院という役所も「安全・保安」の名前がはずかしい

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