趣味の王様 切手収集 世界初の人工衛星2011/04/27 00:34

世界初の人工衛星スプートニクの記念切手
 その昔、切手収集は趣味の王様と言われた時期もありました。ご多分に漏れず、私も子どもの頃、切手収集にのめり込んでいた時期がありました。大阪・御堂筋の大丸前に店を構えていた日本フィラテリックセンターに子どもながら出入りしていました。そこで予約募集していたソ連邦が打ち上げた世界初の人工衛星を記念した切手を申し込み入手しました。今も大事に持っています。

切手には、1957年10月4日にソ連邦によって打ち上げられた世界初の人工衛星が地球を回っている姿が描かれています。

4 ОКТЯБРЯ 1957 г. 1957年10月4日

Первый в мире советский искусственный спутник Земли
世界初のソビエトの人工衛星

40 КОП. ПОЧТА СССР 40カペイク ソビエト連邦共和国郵便

世界中が驚きました。何でも米国が一番だと思っていたのにソビエト連邦が世界初の人工衛星を打ち上げたのです。一番驚いたのは米国でした。スプートニクショックと呼ばれました。スプートニクは単に衛星の意味なんですが、固有名詞のように誤解されていたようです。

さすがに本国が出した切手の図柄は正確に人工衛星の姿を描いています。同盟国の東ドイツやチェコスロバキヤが出した切手は衛星の姿が実物とまったく異なっています。想像で描いたとしか思えません。

切手 地球物理学年 スプートニク2011/04/27 23:46

やはり子どもの頃、収集した宇宙切手です。同じ切手商から1957年に購入したと記憶しています。
一枚は、ドイツ民主共和国(東ドイツ)が国際地球物理学年を記念して発行した切手です。図柄は1957年10月4日にソ連邦が世界で初めて打ち上げた人工衛星をモチーフにしています。描かれている衛星は、実際の衛星とまるで似ていません。
GEOPHYSIKALISCHES JAHR 1957-1958
地球物理学年 1957-1958
DEUTSCHE DEMOKRATISCHE REPUBLIK
ドイツ民主共和国
4・X・1957
1957年10月4日
東ドイツ発行の宇宙切手 スプートニク1

もう一枚は、チェコスロバキヤがやはり国際地球物理学年を記念して発行した切手です。図柄に1957年11月3日にソ連邦によって打ち上げられたスプートニク2号をモチーフにしています。後に発表された衛星とは、まったく似ていません。世界初の人工衛星打ち上げ成功から1ヶ月経たない11月3日、畳み掛けるように2号が打ち上げられました。米国の受けた衝撃は大変なものでした。2号には、ライカ犬が乗せられていました。宇宙環境で生命体が受ける影響を初めて調べました。ライカは種名で名前ではありません。
チェコスロバキヤ発行の宇宙切手
チェコ語もスロバキヤ語も学んだことがありませんが、国際地球物理学年1957-1958、ソビエト連邦の人工衛星 1957年11月3日と判断しています。