電解コンデンサーを分解してみました ― 2011/04/24 22:14
パソコンのトラブルの第一原因が電源。電源のトラブルはほぼ電解コンデンサー(ケミカルコンデンサー)、通称ケミコンの劣化が原因。トラブル主因の電解コンデンサー、ケミコンの中身を見てやろうと分解してみました。
電源回りで使う大型の電解コンデンサー(ケミカルコンデンサー)です。高さ50mm、直径35mm、容量4700μFです。
電源回りで使う大型の電解コンデンサー(ケミカルコンデンサー)です。高さ50mm、直径35mm、容量4700μFです。
表面を覆っているのは塩化ビニールのカバーです。ナイフで切れ目を入れて手で破れました。
本体はアルミケースに収まっています。薄いアルミ板なのでニッパーで簡単に切れます。下部を切り取りました。
本体をアルミケースから引っ張り出しました。本体側は油紙のようなものがコイル状に巻かれています。また、ケース側には白く固まった物質がくっ付いています。元々液体だったものが変質して硬いゴム状の塊になったのか、元々の姿なのか知識不足でわかりません。
ぐるぐる巻き状態の油紙を解いていきます。アルミ箔のようなものが出てきました。
どんどん解いていきます。油紙とアルミ箔の重なったシートが延びて行きます。電脚が出てきました。金属箔と電極はリベット打ちのような方法で留められています。
結局、170cmの長さになりました。長いシートの中間付近に電極があります。
電極部分がどうなっているのか。一枚に見えたシートは2枚の金属シートに分離しました。外側から油紙、金属箔、油紙、金属箔と四層構造になっていました。電極は2枚の金属箔にそれぞれつながっています。油紙が絶縁シートになっていて、更にコンデンサーの容量キャパシタンスを決める役割を担っていると思われます。油紙と書いてきましたが、電解液が染み込んだ紙かもしれません。
古い不要なコンデンサーの分解だったので正常なのか不正常なのか不明です。
次は事故を起こした電源からコンデンサーを取り外して内部を見てみたいと思います。
次は事故を起こした電源からコンデンサーを取り外して内部を見てみたいと思います。
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