PC-6001周辺機器 ― 2011/02/26 14:23
PC-6001の周辺機器も元箱共々大事に保管しています。
PC-6011は拡張ユニットです。左側に飛び出している部分をPC-6001の右側に差し込みます。バスに接続してメモリー空間を拡張するのです。最近ではコンピューターのハードウェアについての基礎知識を持たない人が当たり前になっていますので、バスについて簡単に説明します。
バスとは、CPUからの命令信号を伝える電線の束とCPUからメモリーに命令を伝える際にメモリーの住所を指定するための電線の束を総称したものです。他に色々な制御線も含まれます。
当時のCPU「Z80」は8bitなのでデータ伝達用電線も8本です。またメモリー内の住所を指定する電線の数は16本でした。2の16乗=64Kbitの住所を指定できます。64Kbitの住所に8bitでデータを送受しますので、64Kbyteのメモリー空間を扱えます。
PC-6001は、64Kbyteのメモリー空間全てを利用していません。本体には16KbyteのRAMと16KbyteのROMを搭載しています。拡張ユニットPC-6011にメモリーカードを挿入することでRAMを32Kbyte、ROMを32Kbyteに増やすことができるのです。
PC-6022は、カラープロッタープリンターです。プロッターはX座標とY座標を指定して図形を描く機器ですが、文字も出力できるのでプロッタープリンターと命名されています。ロール紙に打ち出します。PC-6001とデザインを揃えていますが、他のパソコンに接続しても使えます。
PC-6052は、PC-6001用にNECが発売したジョイ・スティックです。NECは、PC-6001にパピコンという愛称を付け、子供から若者向け高級玩具という位置付けだったようで、ゲーム用ジョイ・ステックも発売しました。接続端子は9ピンのシリアルポートです。
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