ブリヌィ(ロシア風クレープ)を初めて作りました2014/02/26 15:07

 ロシア風クレープ・ブリヌィБлиныを初めて作りました。前々から作って見たいと思っていたのですが、きっかけが無く踏み切れませんでした。やってみたら驚くほど簡単でした。

 ロシアでは復活祭に先立って一週間のマースレニッツァ(バター祭り)が行われます。キリスト教を受け入れる以前の民衆の春を待ち望む行事・風習とキリスト教の復活祭とが結びついたような祭典です。今年のマースレニッツァは2月24日から始まりました。マースレニッツァのマースラは油・バター・油彩絵具などの意味がありますが、ここではバターの意味です。マースレニッツァの期間は肉は禁止ですが、卵やバター、ミルクはOKです。そこで粉とミルクで丸くて薄いクレープを作りバターを塗って一週間、朝昼晩と食べまくるのです。

 実は、2月23日にブリヌィ作りが習えるロシア料理教室に参加させていただいて、コツを伝授してもらいました。翌日、さっそく真似をして作ってみた次第です。
 料理教室では、卵2個、牛乳1リットル、塩小さじ半分、砂糖大さじ1、小麦粉コップ3、植物オイル大さじ2~3、バター適量、でしたが、一人用として量を減らしました。
 卵1、牛乳250ml、塩・砂糖は少々、薄力粉110g、サラダオイル少々、ソフトマーガリンに変更しました。 
ブリヌィを初めて作りました
 1.卵をボールの中でよく攪拌、2.塩・砂糖を適量加え、3.薄力粉を篩いを通して加えていく、4.かき混ぜて僅かに粘りが感じられる程度の液になれば準備完了。5.この液をお玉に一杯すくって、熱してオイルを引いたフライパンに注ぎ、フライパンを傾け丸く広がるようにする。6.適度に焼けるとフライパンをゆすると動きますので、ひっくり返し裏も焼きます。7.キツネ色になる前に皿に取り出します。8.再びお玉に取った液をフライパンに注ぎ焼き始めます。その間に、皿のブリヌィにバター(マーガリン)を塗ります。この際、バターナイフではなく巾の広いフライ返しを使って塗ると効率的です。9.この材料で計8枚焼けました。

 テフロン加工のフライパンのせいでしょうか、焦げてフライパンにくっつくこともなく簡単にブリヌィが出来上がりました。8枚のブリヌィは昼、夜、翌朝でやっと食べました。ブリヌィ作りのコツは牛乳と小麦粉の比率が2対1より少し粉を少なめがよいのではないでしょうか。一度、適切な液の粘度をかき混ぜる手の感覚で覚えれば以後、上手く作れるでしょう。
 ブリヌィの素材は小麦粉に限らず、そば粉、オート麦粉、とうもろこし粉なども使われます。
 ブリヌィの食べ方ですが、様々な具を巻いて食べます。ロシアではスメタナ、サーモン、ジャム、イクラ、カテージチーズなどのようですが、自分の好みで何を入れてもOKです。入れるものによって食事にもデザートにもなります。
 http://phototech.asablo.jp/blog/2012/02/26/6348927
 2年前、モスクワのブリヌィ専門店Теремокで食べたブリヌィに負けないブリヌィが余りに簡単に作れました。