世界遺産スオメンリンナを歩く(1) ― 2011/10/15 16:13
世界遺産「スオメンリンナの要塞群」。スオメンリンナは1748年にスウェーデン国王の手で要塞化が始まり、1808年の戦争でスウェーデンを破ったロシア皇帝の手に移ります。1853年からのクリミア戦争では55年に英仏軍が要塞を攻撃し大きく破壊された。1917年のロシア革命に伴って12月17日にフィンランドが独立を果たしたが、その直後からフィンランドの左右勢力が争って翌年1月から内戦が勃発。5月に資産階級の白衛軍が勝利し、ロシアから要塞も引き渡された。この時に要塞はフィンランド語でスオメンリンナと命名された。1973年に島は軍から教育省に移管され歴史遺産として管理されるようになった。
交通局のフェリーが着いた島のふ頭に立てられていた案内板。スオメンリンナは複数の島から成るのが分かる。島の間は橋で結ばれている。島に到着した観光客は赤い丸印のふ頭から青い色のお勧めコースを歩くのが一般的。
交通局のフェリーが着いた島のふ頭に立てられていた案内板。スオメンリンナは複数の島から成るのが分かる。島の間は橋で結ばれている。島に到着した観光客は赤い丸印のふ頭から青い色のお勧めコースを歩くのが一般的。
埠頭から島の見学に向かう観光客たち。埠頭そばに立つ東西に長い建物、その中央にアーチ型のトンネルが設けられていて、そこを潜り抜けてコースは始まる。
改めてフェリーが発着するふ頭を見る。すぐ向こうにヘルシンキの街が広がる。中央の上が白く船腹が赤い船はフェリーのヴァイキング号。そのすぐ左にヘルシンキ大聖堂も見える。
トンネルを通って最初に見える建物がスオメンリンナ教会。元は1854年に建てられたロシア正教会だが、島がフィンランド政府に移管された後、福音ルーテル教会に改装されたので非常にシンプルな外観になっている。
レンガ造りの建物。壁を覆うツタ?が赤く紅葉しひと際美しい。用途は分からなかったが、存在するだけで島の景観を引き立てる役割を果たしている。
こちらもレンガ造りの建物がカフェとして使われている。この島では歴史遺産がやさしくカフェやレストランやみやげ物店に利用されている。目立たないようにひっそりと営業している。
木々の間から覗くレンガ造りの建物は上記のカフェ。赤い服の客がお茶を飲んでいた。
レンガ造りの倉庫のような建物はマネージュと呼ばれる。軍事博物館として使われているが公開は夏季だけ。
レンガ造りでツタ?の絡まる建物の窓辺。白い窓枠の中に群青色の小瓶が並ぶ。こういう小技を効かした飾りつけはどんな人がしたのだろう。穏やかな美意識を感じさせる。
この窓辺を右手に見ながら道を進むとビジターセンターが左手にあり、その先で橋を渡る。
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