庭にシジュウカラ来訪 ― 2006/02/09 17:29
外からツツッチー、ツツッチーと鳥のさえずりが聞こえてきた。
慌てて裏庭へ飛び出して見た。5m先に止まって鳴きつづけている。
胸には白地にタテの黒い模様、シジュウカラだ。
双眼鏡を取りに部屋に戻った。もう居なくなっていた。
日没後の9日午後5時20分、これからどこへ向かうのだろう。
慌てて裏庭へ飛び出して見た。5m先に止まって鳴きつづけている。
胸には白地にタテの黒い模様、シジュウカラだ。
双眼鏡を取りに部屋に戻った。もう居なくなっていた。
日没後の9日午後5時20分、これからどこへ向かうのだろう。
デジスコの画質を検証する ― 2006/02/12 12:16

フィールドスコープで遠くの小さな野鳥を大きく撮影できる“デジスコ”は、確かに魅力的な手段だが、被写体を画面に同じサイズで捉えたとすると、一眼レフデジカメ+超望遠写真レンズに比べて解像度はかなり低い。
写真に詳しくない、本当の写真の解像度のすごさを知らない人に、デジスコで撮った写真を見せると「わーきれい!」と誉めてもらえるが、厳しい写真鑑賞眼を持った人をごまかせるレベルではない。
1年以上かけてデジスコシステムも改善に努めてきたが、どういう組合せでどれだけの画質なのか系統立てて調べて見たいと思い立って準備を進めた。
デジスコシステム(フィールドスコープ+接眼レンズ+デジカメ)の組合せとデジカメレンズの焦点距離で解像度はどうなるのかを確かめる実験だ。
解像度に絞って調べるため、他の要素を排除する必要がある。まず、ぶれを徹底的に排除するため砂袋を準備した。ふるいでサイズを揃えた砂を10キロほどごみ袋に詰めた砂袋を用意した。スコープとカメラを砂袋に半分埋めた状態で撮影テストを実行した。
被写体は、ドイツで作られたスズメサイズの犬の縫いぐるみを利用した。縫いぐるみの表面は非常に細かい毛が植毛されている。その毛が分離して再現されているかどうかに着目して解像度を判断した。
縫いぐるみが画面一杯に写るように、デジカメのレンズ焦点距離を動かすのにあわせて被写体距離を調節した。この作業は随分時間を要した。
テスト結果を5段階評価をした。一眼デジカメでの直接撮影の画質を5として、画像処理しなくても鑑賞に堪える画質(縫いぐるみの植毛の1本ずつをぎりぎり解像している画質)を4、植毛の1本ずつの表現があいまいになっている画質が3、画像処理でシャープネスを強く効かせて素人目をごまかせる画質が2、作品にできない画質が1、ぼけて評価の対象外の画質が0とした。
スコープ 接眼レンズ デジカメ 焦点距離 評価
EDⅢ 24XW E5900 7.8mm 4
EDⅢ 24XW E5900 14.9mm 3
EDⅢ 24XW E5900 23.4mm 2
EDⅢ 24XW C5060WZ 13.0mm 4
EDⅢ 24XW C5060WZ 22.9mm 3
EDⅢ 40XW E5900 7.8mm 4
EDⅢ 40XW E5900 14.9mm 1 AFが合いにくい
EDⅢ 40XW E5900 23.4mm 1 AFが合いにくい
(AFがたまたま合焦した場合は解像度評価は2~3になる)
(10.6mm以下の焦点距離ではスムーズにAFが合焦する)
EDⅢ 40XW C5060WZ 15.8mm 4
EDⅢ 40XW C5060WZ 16.5mm 4
EDⅢ 40XW C5060WZ 17.3mm 2 AFが合いにくい
EDⅢ 40XW C5060WZ 22.9mm 1 AFが合いにくい
(C5060WZは15.8mm以下でケラレが発生するので使えない)
EDⅢと24倍接眼レンズの場合はズームレンズの焦点距離にかかわらずAFもスムーズに働き問題は少ない。
EDⅢと40倍接眼レンズとの組合せでは、デジカメの望遠側でAFが合いにくくなる。AFが働き合焦すれば2以上の画質を確保できる。ピントが合わないことが最大の問題。
E5900の場合、ピントが合わなくなる限界点が10.6mmで、このときの35mm換算合成F値はF7.C5060WZの場合は限界点が16.5mmで、F値はF11と1絞り暗い合成F値までAFが働く。
E5900は広角側で、C5060WZは中焦点域で使えばAFが働く可能性が高い。それより望遠側を利用するとAFが正確に働かずピンぼけの確率が高い。
1月に追加導入した口径82mmのED82についての試験結果はまた次回に。
写真に詳しくない、本当の写真の解像度のすごさを知らない人に、デジスコで撮った写真を見せると「わーきれい!」と誉めてもらえるが、厳しい写真鑑賞眼を持った人をごまかせるレベルではない。
1年以上かけてデジスコシステムも改善に努めてきたが、どういう組合せでどれだけの画質なのか系統立てて調べて見たいと思い立って準備を進めた。
デジスコシステム(フィールドスコープ+接眼レンズ+デジカメ)の組合せとデジカメレンズの焦点距離で解像度はどうなるのかを確かめる実験だ。
解像度に絞って調べるため、他の要素を排除する必要がある。まず、ぶれを徹底的に排除するため砂袋を準備した。ふるいでサイズを揃えた砂を10キロほどごみ袋に詰めた砂袋を用意した。スコープとカメラを砂袋に半分埋めた状態で撮影テストを実行した。
被写体は、ドイツで作られたスズメサイズの犬の縫いぐるみを利用した。縫いぐるみの表面は非常に細かい毛が植毛されている。その毛が分離して再現されているかどうかに着目して解像度を判断した。
縫いぐるみが画面一杯に写るように、デジカメのレンズ焦点距離を動かすのにあわせて被写体距離を調節した。この作業は随分時間を要した。
テスト結果を5段階評価をした。一眼デジカメでの直接撮影の画質を5として、画像処理しなくても鑑賞に堪える画質(縫いぐるみの植毛の1本ずつをぎりぎり解像している画質)を4、植毛の1本ずつの表現があいまいになっている画質が3、画像処理でシャープネスを強く効かせて素人目をごまかせる画質が2、作品にできない画質が1、ぼけて評価の対象外の画質が0とした。
スコープ 接眼レンズ デジカメ 焦点距離 評価
EDⅢ 24XW E5900 7.8mm 4
EDⅢ 24XW E5900 14.9mm 3
EDⅢ 24XW E5900 23.4mm 2
EDⅢ 24XW C5060WZ 13.0mm 4
EDⅢ 24XW C5060WZ 22.9mm 3
EDⅢ 40XW E5900 7.8mm 4
EDⅢ 40XW E5900 14.9mm 1 AFが合いにくい
EDⅢ 40XW E5900 23.4mm 1 AFが合いにくい
(AFがたまたま合焦した場合は解像度評価は2~3になる)
(10.6mm以下の焦点距離ではスムーズにAFが合焦する)
EDⅢ 40XW C5060WZ 15.8mm 4
EDⅢ 40XW C5060WZ 16.5mm 4
EDⅢ 40XW C5060WZ 17.3mm 2 AFが合いにくい
EDⅢ 40XW C5060WZ 22.9mm 1 AFが合いにくい
(C5060WZは15.8mm以下でケラレが発生するので使えない)
EDⅢと24倍接眼レンズの場合はズームレンズの焦点距離にかかわらずAFもスムーズに働き問題は少ない。
EDⅢと40倍接眼レンズとの組合せでは、デジカメの望遠側でAFが合いにくくなる。AFが働き合焦すれば2以上の画質を確保できる。ピントが合わないことが最大の問題。
E5900の場合、ピントが合わなくなる限界点が10.6mmで、このときの35mm換算合成F値はF7.C5060WZの場合は限界点が16.5mmで、F値はF11と1絞り暗い合成F値までAFが働く。
E5900は広角側で、C5060WZは中焦点域で使えばAFが働く可能性が高い。それより望遠側を利用するとAFが正確に働かずピンぼけの確率が高い。
1月に追加導入した口径82mmのED82についての試験結果はまた次回に。
ED82の重心を支える ― 2006/02/19 23:05

1月にニコンのフィールドスコープED82を新規購入した。今まで使っていたEDⅢに比べ対物レンズの直径が1.37倍になるので、明るさが1.87倍になる。カメラ的表現では一絞り弱明るくなる。デジスコにとっては利点が大きい。レンズが明くるくなるとオートフォーカスが望遠側でも正常に作動する可能性が高まる。従来使ってきたEDⅢでは、40XW接眼レンズを使うと望遠側でAFが誤作動してピンぼけの山を築いていた。
重たくなる、値段が高い、ピントが浅くなるのは欠点とされるが、ピントの浅いのは写真のねらいが強調されてむしろ長所だと考える。
ED82はEDⅢに比べて重心が三脚座付近にあるが、カメラを取り付けると重心がずれてしまう。ED82の後部をサポートする工作をした。後部を下から支えたいのだが後部は曲面で更に傾斜もしているので支柱を立てにくい。そこでED82の後部にエポキシパテ金属用を使って平らな台座を作った。固まると金属のようになり原状回復は無理。
雲台はスリックのフィールドバランスだがクイックシューの上にL型のアルミ材を重ねて写真のような工作をした。3ケ所をネジで止めているがすべて1/4W(20山)のインチネジを使っている。三脚座のネジ山と同じ規格で統一している。バネワッシャを入れて3ヶ所できつく止めているので振り回してもびくともしない。
アルミ材は黒く塗装している。その上の白いテープは、カメラを取り付けた際の重心位置を示す。E5900の場合とC5060WZの場合の重心を示す。
重たくなる、値段が高い、ピントが浅くなるのは欠点とされるが、ピントの浅いのは写真のねらいが強調されてむしろ長所だと考える。
ED82はEDⅢに比べて重心が三脚座付近にあるが、カメラを取り付けると重心がずれてしまう。ED82の後部をサポートする工作をした。後部を下から支えたいのだが後部は曲面で更に傾斜もしているので支柱を立てにくい。そこでED82の後部にエポキシパテ金属用を使って平らな台座を作った。固まると金属のようになり原状回復は無理。
雲台はスリックのフィールドバランスだがクイックシューの上にL型のアルミ材を重ねて写真のような工作をした。3ケ所をネジで止めているがすべて1/4W(20山)のインチネジを使っている。三脚座のネジ山と同じ規格で統一している。バネワッシャを入れて3ヶ所できつく止めているので振り回してもびくともしない。
アルミ材は黒く塗装している。その上の白いテープは、カメラを取り付けた際の重心位置を示す。E5900の場合とC5060WZの場合の重心を示す。
FSB-1の光軸ずれを防ぐ工作 ― 2006/02/20 00:39

1月18日のブログで、ニコンビジョン製アダプターFSB-1の改善策を紹介した。光軸合わせのためにFSB-1筒内部のサイズをテープで狭めてE5900のレンズ座金にぴったり合わせるアイデアを紹介したが、このままでは三脚座一箇所だけでゆるく止めているので何かのショックで光軸が傾いてしまうアクシデントが時々発生する。
対策としてFSB-1上部とデジカメE5900の上部を密着させるためにアルミ材を使って挟み込む工作をしたので紹介する。
昔から電子工作(無線機器、オーディオ機器、コンピュータ)を続けてきたので様々なアルミの端材を大量にもっている。使えそうなアルミ材をFSB-1やカメラに当てながら設計図も書かずいきなり工作にかかる。経験と感がたよりの職人タイプ人間である。
写真のように上部をはさみつける装置を完成させた。
装置はまず、カメラの後部液晶を見ながら四隅にケラレが出ないように、はさみつける圧力を加減しながら、二枚のアルミ材を強力な両面テープで張り合わせた。その次に装置をFSB-1から取り外しネジとナットで固定した。
余計な穴が沢山あいているが廃品利用のためだ。後でエポキシパテで埋めて上から塗装するので見栄えも問題ない。
工作に使った工具は、アルミ切断用のノコギリ、直角にケガキ腺を引くためのスコヤ、半円形に切断するための金属用ドリルとニッパ、切断跡を滑らかにするためのヤスリ各種、寸法を測るノギス。材料としてはアルミの端材以外に直径3mm長さ8mmのJISネジとワッシャとナットが2組。
長さ50mmのネジを購入して、サイドをネジでつなぎとめ、締め付け具合を調節できるようにする予定だ。
対策としてFSB-1上部とデジカメE5900の上部を密着させるためにアルミ材を使って挟み込む工作をしたので紹介する。
昔から電子工作(無線機器、オーディオ機器、コンピュータ)を続けてきたので様々なアルミの端材を大量にもっている。使えそうなアルミ材をFSB-1やカメラに当てながら設計図も書かずいきなり工作にかかる。経験と感がたよりの職人タイプ人間である。
写真のように上部をはさみつける装置を完成させた。
装置はまず、カメラの後部液晶を見ながら四隅にケラレが出ないように、はさみつける圧力を加減しながら、二枚のアルミ材を強力な両面テープで張り合わせた。その次に装置をFSB-1から取り外しネジとナットで固定した。
余計な穴が沢山あいているが廃品利用のためだ。後でエポキシパテで埋めて上から塗装するので見栄えも問題ない。
工作に使った工具は、アルミ切断用のノコギリ、直角にケガキ腺を引くためのスコヤ、半円形に切断するための金属用ドリルとニッパ、切断跡を滑らかにするためのヤスリ各種、寸法を測るノギス。材料としてはアルミの端材以外に直径3mm長さ8mmのJISネジとワッシャとナットが2組。
長さ50mmのネジを購入して、サイドをネジでつなぎとめ、締め付け具合を調節できるようにする予定だ。
最近のコメント