ロシアの古都スーズダリを歩く(4)2011/11/14 20:30

 若夫婦が幼子を連れて歩いてくる。ゆっくりと歩いている。散歩だろうか。一時の破滅的経済状態を脱してロシア国内もすっかり落ち着きを取り戻したように思える。地方都市の様子を垣間見ても人々は普通の暮らしを取り戻したようだ。
 ロシアは、エリツィンの破壊と無秩序の時代を乗り越えて、プーチンの秩序と安定の時代に入った。人々がプーチンに高い支持を寄せる理由が分るような気がする。
30日、並木道を散歩する家族連れ

 ロシアの民家は板張りの外装ばかり見てきたが、これは本格的なログハウスだ。日本でログハウスを作る人は自然志向が強いから、素材のままか透明ラッカー仕上げだろう。青い塗装を施すのがいかにもロシア風。住所がул. Ленина 99。
30日、丸太を積み上げたログハウス民家

 こちらの家は窓枠に見事な木彫が施されている。住所はул. Ленина 107。
30日、民家の装飾を施した窓枠

 レーニン通りの道路東側沿いに建つЦерковь Смоленской иконы Божией Материスモレンスカヤ聖母のイコン教会。1696年から1706年に建てられた。現在も活動中の生きている教会。
30日、スモレンスカヤ教会

 上のスモレンスカヤ教会と並んで建っているのがПосадсктй домパサードの家。17世紀末建築の石造民家。木造から石造へ変化する境目の建物。
30日、パサードの家