トレチャコフ美術館見学2011/10/19 22:30

 ホテルにチェックインした直後に、トレチャコフ美術館見学へ出かけました。ロシア作家の作品
に特化したコレクションで有名な美術館です。正面玄関にトレチャコフの像が立っています。モスクワの豪商トレチャコフは美術館創設を目的にコレクションを進め、1893年にモスクワ市に収集作品を寄贈しモスクワ市トレチャコフ美術ギャラリーを開設し自ら館長を務めました。現在は国立トレチャコフ美術館として作品数10万点を超える巨大美術館です。
28日夕、トレチャコフ美術館の正面

 玄関脇の看板です。Государственная Третьяковская Галерея(国立トレチャコフ美術館)と名称を開館当時のままМузейではなくГалереяとしているのが創設者の意思を大切に受け継いでいるのだなあと感じました。月曜日を除いて10時から19時30分まで開館、入場は18時30分までと書かれています。この時は15時55分でした。入館料450ルーブルと撮影料200ルーブルを支払いました。基本入場料は大人450、学生・学童300ですが、ロシアとCIS諸国民は230、ロシアの学生・学童・年金生活者等々は100に割り引きがあります。いずれも証明書が必要です。外国人には関係ありませんが・・・
 (この写真、広角端の18mmでの撮影ですが、余りにもひどい樽型の湾曲収差が出ています。修道院や古い教会を撮るために持参した17-55mmF2.8の高級レンズをヘルシンキ到着早々破損して使えなくなり、予備の古い18-200mmで撮る羽目になりました。)
28日夕、美術館の開場時間

 後で知ったのですが、トレチャコフ美術館の新館が別の場所にオープンしていて、革命以降の作品はそちらに移され、この場所では中世のイコンから革命前までのロシア美術の粋が残されています。館内は静かな雰囲気で常設展示を楽しめました。
トレチャコフ美術館内部

 こちらも美術館内部の雰囲気を伝える写真です。
28日夕、トレチャコフ美術館内部

 再び地下鉄6号線のトレチャコフスカヤ駅から乗り換え無しでホテルのあるヴェーデンハー駅に戻りました。
 モスクワの地下鉄は本当に深いところを走っています。エスカレーターはとても長く、地の底へ降りていく感じがします。上りも下りもエスカレーターです。日本のように階段を上り下りということはありません。ただし乗換駅で高低差を短い階段で連絡している場所はあります。
 エスカレーターで思い出しました。モスクワではエスカレーターは右側に立ちます。急ぐ人用に左側を空けておきます。大阪と同じ方式です。東京とは逆です。写真は、夕方のラッシュ時なので両側とも立つ人で埋まっています。
モスクワの地下鉄エスカレーター

 疲れたのでホテル内のカフェ・レストランでの夕食にします。