ヘルシンキからモスクワへ2011/10/18 19:37

 ヘルシンキ・ヴァンター国際空港から9時25分発のフィンエアーのAY153便でモスクワに向かいます。機体はエアバスA320。1時間40分の飛行です。
28日朝、フィンエアーA320でモスクワへ

 ヘルシンキ近くの海岸線沿いを飛んでいます。大小の島々が続きます。
28日朝、ヘルシンキは島々に囲まれている

 午前10時、軽食が配られます。朝食を食べていないので助かります。パンの間に野菜とハムを挟んだサンドイッチです。
28日朝、機内サービスでサンドイッチ

 午前11時すぎ(モスクワ時間では12時すぎ)、モスクワ・シェレメチェボ国際空港ターミナルDに到着しました。ターミナルDは主にアエロフロートが使っている最も新しいターミナルです。AY153便がアエロフロートSU436便を兼ねるコードシェア便のためターミナルDに到着したようですが、機体・乗員ともフィンエアーです。
 宇宙的デザインのターミナルDは明るいです。昔のシェレメチェボⅠは薄暗いターミナルでした。現在ターミナルBと呼ばれているようです。上の案内板を見ると広いホールの先に入国審査があるようです。案内板には英語も併記されています。昔はロシア語以外の表記は無かったと記憶しています。
 入国審査では、機内で配られる入国カードとパスポート、念のため搭乗券も審査官に見せました。特に問題もなく、パスポートに入国カードの半券を挟んで返してくれました。税関は申告するほどの外貨も持っていないので素通りです。あっという間に到着ロビーに出ていました。
28日朝、シェレメチェボDターミナルに到着

 到着ロビーから5分ほど通路を歩くと空港とモスクワ都心を結ぶ列車「アエロエクスプレス」のホームです。チケットは自動券売機にルーブル紙幣を入れて買います。スタンダードクラスが320ルーブルです。まるでスーパーのレシートのようなチケットです。下のバーコードを改札口のセンサーに当てて通ります。降車時にも必要ですので無くさないように。
モスクワ、アエロエクスプレスのチケット

 ホテルまで行くのにアエロエクスプレスと地下鉄を乗り継ぎますのでルーブルが少々必要です。私は、空港で手持ちのユーロ全額に当たる60ユーロをルーブルに両替しました。2538ルーブルを受け取りました。交換レートは1ユーロが42.3ルーブルでした。
 アエロエクスプレスが都心近くのべラルースキー駅に到着しました。乗客はホームからゲートを通って駅を出て行きます。地下鉄のベラルースカヤ駅まで少し歩きます。
 モスクワは夏時間を採用していますので、ホームの柱時計が13時35分を指しています。ヘルシンキでは12時35分です。日本との関係で言うと、ヘルシンキは6時間差、モスクワとは5時間差になります。冬時間になるとモスクワも6時間差になりヘルシンキと一致します。
28日、べラルースキー駅に到着

 地下鉄駅に着いたら回数券を買います。チケット売り場は行列ができるほど混みますので回数券購入をお勧めします。チケット売り場では若干のロシア語が必要です。
 その昔は、大きな5カペイカ硬貨を改札口の穴に入れ、バーを身体で押しながら通ったのでチケットが存在しなかったのですが。
 地下鉄の回数券です。電子カードなので改札口の読み取りセンサーに当てないと残り回数が分りません。チェックは入るときだけで、出るときは不要です。
モスクワ地下鉄のチケット

 ベラルースカヤ駅で環状線の時計回り方向に乗り、3つ目のプラスペクト・ミーラ駅で6号線北行きに乗り換えです。3つ目のВДНХ(ヴェーデンハーと読みます)駅で降ります。駅のすぐそばに巨大なホテル「コスモス」が建っています。ホテルはプロスペクト・ミーラ(ミール大通りの意)を挟んだ反対側にあるので地下道を通って向かいます。
28日、巨大ホテル「コスモス」に到着

 ホテルに入るとフロントにまっすぐ向かいチェックインの手続きをしました。フロントではパスポートとホテルの予約・入金済みを証明するヴァウチャーと呼ぶ書類を見せました。
 ヴァウチャーはロシア旅行で最重要書類なので絶対なくさないように昔から言われてきましたが、ホテルのフロントでは見もしませんでした。元々はヴァウチャーと交換にサービスを提供する金券のような書類だったのですが、今やネットワークの時代です。ヴァウチャーに書かれていることは、パスポートの名前をフロントの端末に打ち込めばすぐ呼び出して確認できるのでしょう。ロシアの旅行事情も大きく変化しているようです。