FSB-1の光軸ずれを防ぐ工作2006/02/20 00:39

FSB-1とE5900をアルミ材で挟み込む
 1月18日のブログで、ニコンビジョン製アダプターFSB-1の改善策を紹介した。光軸合わせのためにFSB-1筒内部のサイズをテープで狭めてE5900のレンズ座金にぴったり合わせるアイデアを紹介したが、このままでは三脚座一箇所だけでゆるく止めているので何かのショックで光軸が傾いてしまうアクシデントが時々発生する。

 対策としてFSB-1上部とデジカメE5900の上部を密着させるためにアルミ材を使って挟み込む工作をしたので紹介する。

 昔から電子工作(無線機器、オーディオ機器、コンピュータ)を続けてきたので様々なアルミの端材を大量にもっている。使えそうなアルミ材をFSB-1やカメラに当てながら設計図も書かずいきなり工作にかかる。経験と感がたよりの職人タイプ人間である。

 写真のように上部をはさみつける装置を完成させた。
装置はまず、カメラの後部液晶を見ながら四隅にケラレが出ないように、はさみつける圧力を加減しながら、二枚のアルミ材を強力な両面テープで張り合わせた。その次に装置をFSB-1から取り外しネジとナットで固定した。

 余計な穴が沢山あいているが廃品利用のためだ。後でエポキシパテで埋めて上から塗装するので見栄えも問題ない。

 工作に使った工具は、アルミ切断用のノコギリ、直角にケガキ腺を引くためのスコヤ、半円形に切断するための金属用ドリルとニッパ、切断跡を滑らかにするためのヤスリ各種、寸法を測るノギス。材料としてはアルミの端材以外に直径3mm長さ8mmのJISネジとワッシャとナットが2組。

 長さ50mmのネジを購入して、サイドをネジでつなぎとめ、締め付け具合を調節できるようにする予定だ。